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金融リテラシーが高い方が投資被害に遭う?

金融リテラシーが高い方が投資被害に遭う?

なんとも驚きの見出しで始まるこの記事ですが、金融広報中央委員会発表の「金融リテラシー調査」によるとお金の勉強を全くしていない人に対して少し勉強している人の方がお金のトラブルを体験しているという驚きの事実があります。
リンクhttps://www.shiruporuto.jp/public/document/container/literacy_chosa/2022/

お金の勉強をした方が良さそうなものですが、報告書を読むと金融リテラシーを図る設問に対する答えに全く答えられない人に比べて100点満点中40点未満の人が0点のグループよりもトラブルの経験があった人が多いとあるのです。
この事が何を意味するのか考えてみたいと思います。

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全く興味のない人はトラブルの原因にすら触れない。

これは言えているのではないでしょうか。
投資に全く興味が無く、話を聞く耳も持たないのですから、トラブルになりようがありません。
暗号通貨だろうが、高利回りの金融商品だろうが、ポンジスキームだろうが、切っ掛けそのものが全く無ければトラブルに巻き込まれる事もありません。
金融リテラシーの極端に低い人は通常の生活の中でトラブルに遭うとしたらカードにまつわるものや借り入れに関連するものが中心となるでしょう。

キャッシングでの金利負担や返済が出来ないなど投資というよりは消費の段階でトラブルを生じさせていそうです。
リボ払いや、分割払いの消費者デメリットを理解できない事例が目立っています。
借り入れを気軽に行っていたり、計画的な消費をしない事で債務を先に作ってしまう買い物の仕方などが原因です。
家計簿をつけるなど収入と支出を理解して、金利や福利がもたらす恩恵や弊害を学ぶ事でこの段階でのトラブルは避ける事が出来るはずです。
現代社会ではガード決済にポイントが付くなどクレジット決済が生活に密接しています。

それらのサービスはクレジット決済を身近なものとして分割払いやキャッシングのハードルを下げる事が目的でもあります。

ATMで預金を引き出すように借り入れが出来るようになっているのもキャッシングのハードルを下げる事が狙いです。
5万円を借り入れる際に雑居ビルに赴き、怖いお兄さんに「免許証」を提出して借りるとしたらどうでしょうか?
借りる人は激減すると思いますよね。

簡単に借りられる社会というのは不勉強なだけで落とし穴にはまってしまうかもしれません。
キャッシングは初回手数料無料や、1か月金利0円など兎に角一度使ってもらうサービスが充実しています。

一度使った経験があれば今度お金に困った時に再び使ってもらえます。
キャッシングを返せない理由は借りた段階で返済出来る状態では無いために起こります。お金を借りる時というのはお金が無い状態です。

一月に20万円の所得がある状態で5万円を借りるということは25万円の消費をしているという事になります。
借りた翌月に15万円で生活出来れば5万円の借り入れを返済して、普段の状態に戻せるはずです。

しかし、25万円で暮らしている支出アベレージの人が15万円で暮らす事はとても難しいです。
下手すると再び25万円の消費を行い、さらに5万円が不足するかもしれません。
そうなれば借り入れは10万円となります。
借り入れが増えていき破産する話を耳にしますが、普通に考えると何故何百万も借りてしまうのだろう?と不思議に思うかもしれません。

しかし、200万円の借り入れがある人も最初から200万円借りていたわけではありません。ほんの5万円、10万円。そんな借り入れから始まっているのです。
借り入れを減らすには消費を所得内に収めなければいけません。
失業や転職で所得が減ったり、浪費や病気で支出が増えたりと人生では何が起こるかわかりません。

そして、収入を超える支出は常に借り入れとなり、そこには高い金利が発生するのです。

200万円を17%の金利で借り入れて毎月3万円程度の返済だと20年かけて総額700万円を返済しなければ無くなりません。
5万円頑張って返せば5年で返済できるにも拘らずです。
この時の2万円の開きは非常に大きいのです。
このたった2万円のマジックに沢山の人が返済出来ない事態に追い込まれていきます。
これが複利のもたらす効果です。
借り入れが高額になると「毎月払いさえすれば何とかなる」と考える事を辞めてしまいます。

一定額を払うリボ払いなどは自ら返済期限を長期にしている仕組みと言えます。
金利負担を考えれば早く返済してしまった方が明らかに有利です。
金融リテラシーが低いという事は基礎的なお金の知識もありません。

サービスという名前で簡単に触れる事が出来ますが、良く知ればただの借金です。
携帯電話の実質無料も借金ですし、毎月定額で車に乗れる残クレも借金です。
最低限の金融リテラシーは身につけないと甘い浪費だけで落とし穴にはまってしまいます。

ちょっとかじった位が一番危ない?

リポートでは金融リテラシーが全く無い人よりもわずかにある人の方がよりトラブルに遭っています。これはどういう事でしょうか?
半端に興味を持っている人達が陥る投資の罠と言えば高利回り商品や投資詐欺商品でしょう。
暗号通貨や、FXが悪いという訳ではありませんが、流行で手を出すようなものではありません。
ましてや、それまで投資経験のない人が最初に選ぶ投資としては不適格と言えるでしょう。
投資と投機の違いやポートフォリオ、計画的な資産運用など金融リテラシーをしっかり高めていけば高利回りの商品がそこまで大きな割合で運用額を占めるはずがないのです。

50万円の貯蓄しかない人が50万円で暗号通貨を買う事は極端な投資手段と言わざるをえません。
金融リテラシーをわずかに高めた人、つまり、少しだけ投資を勉強した人にとって投資はお金を増やす手段です。
お金を増やす手段ならたくさん増えた方が良いに決まっているので儲かる投資を選ぶようになります。

当然、リターンの大きな商品はリスクも大きいです。
高利回りの金融商品で損失を出してしまったり、場合によっては詐欺に遭ってお金を失ってしまったりという話が後を絶たないのです。
少しだけ興味のある層が一番トラブルに遭いやすいのは全く興味の無い層と違って金融商品に触れるからでしょう。

一切関わらない人達が合うトラブルはキャッシングに関連する事であるのに対して、少し興味のある層は儲け話が加わります。
投資詐欺による被害が増えていますが、違法な金融業者は金融庁でも積極的に情報公開しています。
先ずは調べてみる事が大切です。
登録業者であったとしても商品が儲かるかどうかは関係ありません。
投資は自己責任ですから、良く調べて理解した上でやらないといけません。
このちょっと勉強した層がトラブルに遭いやすいのには別の見方もあると思われます。それは無理解によるものです。
なんらかの財産形成をやらなければいけないと思って、投資の勉強を始めたとしましょう。
しかし、途中で面倒になったり、難しくてわからない部分が出てきたりします。
分からない部分があるものの、お金は増やさないといけないと考えているので、見切り発車する事になります。

勿論、何もかも理解してから始めるというのもいつになるのか分からないので、始めながら勉強する事自体はポピュラーな事です。
問題になりがちなのは良く分からないまま良く分からないものに投資をする事です。
何故お金が増えるのか分からないがお金を入金した。そうしたら増えた。
これはかなり危険だと思います。
増えているうちは文句無いのでしょうが、減ったりすると大騒ぎです。
聞いていたのと違うと思う訳でしょう。
しかし、投資なのでその結果自体は当たり前だったりします。
先物取引や信用取引を知らないうちにやっていて、大きな損失をだしても詐欺とは言えません。
なんだか、分からないのにやっている方にも責任があるのです。

金融リテラシーが低い層にトラブルが多いのは投資をやらないといけないと思っているが「コツコツと勉強するのは面倒くさい」と考えている人が多いのも理由でしょう。
大事なところで情報収集を怠るので、営業マンの言われるがまま、ネットで噂されるまま、情報商材に流されるまま、投資を始めてしまうのです。

そして、損失を出してしまいます。
ただの損失であれば失敗を経験として、次に活かせばいいのですが、投資詐欺などに遭うと資金そのものが返ってこない事も考えられます。
資産運用の計画において致命的な損失になりかねませんので、注意が必要です。

実はそんなに心配ない投資の本当

金融リテラシーを高める事によって返ってトラブルに遭う確率が高まる話を書いてきていますが、結論は金融リテラシーを高めるべきでしょう。
投資詐欺や高利回りの金融商品にリスクがある限り安易な投資選択による損失は無くならないでしょう。
しかし、多くの金融商品では全く関係が無いのも事実です。
投資信託や、株式投資で全財産を失うような事態はそうそう起こりませんし、不動産投資や保険による損失は多くの場合ただの無理解によるものです。

不動産投資などで儲からないと失敗を嘆く話を良く見ますが、新築物件や区分マンションなど利益が出ない品目で投資をしていて収益が出ないと言っている事例が殆どです。
区分マンション投資とアパート経営では収益率もリスクも全然違います。
収益性だけを見るのではなく、リスクとリターンを考えなくてはいけません。
儲からないが安全性が高い。

そういう投資を選びながら儲からないと不平を言ってはいないでしょうか?
しっかりとお金の勉強をしていけば利益の出る投資はリスクがある事が分かるはずです。そして、それらリスクのある商品を組み合わせて自分の思い描いているポートフォリオを作る事が大切です。
資産運用を検討している殆どの方はトラブルに見舞われることは無いでしょう。

しっかりと情報収集を行い、付き合う会社を調べる事で大半のトラブルは回避出来るはずです。
お金持ちと言われる人達は儲け話を探していたりはしません。
計画的にコツコツと資産運用をしているものです。
なるべく早めにコツコツとリスクの低い商品から勉強していく事でトラブルに遭う事は避ける事が出来るでしょう。

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この記事を書いた人

佐藤大介

ライター

佐藤大介(さとうだいすけ)

ウルトラ金融大全局長
ウルトラ金融大全の監修を務めます。
金融リテラシーを高める為、セミナー講師として活動。
「超一流の口だけ男」と評される氏のセミナーは非常に分かりやすく、何度も受講するファンが沢山います。
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