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貯蓄

投資をしないという事は資産が減るという事

投資をしないという事は資産が減るという事

やたらと安い円がニュースになったり消費者物価が上がらないと言われたり。
はたまた世界ではインフレだと言われたり、史上最低金利と言われたり、、

私達を取り巻くニュースは様々なものがありますが、いちいちそれらを気にしたり考えたりしている人は少ないと思います。
中国のバブルが崩壊したとか、韓国不動産も大変であるとか、アルゼンチンの物価が凄い事になっているなどニュースでは見るもののなんとなく自分には関係ないと思っていますよね。

貯蓄から投資へと言われて久しいですが、それはつまりこの時代誰しも投資を考えなくてはならないという事でもあると思います。
しかし、実際言われるがまま検討している人がどれ位いるのかと言えば殆どいないでしょう。
そうでなければ銀行に眠る個人の金融資産が1000兆円にも上るなんて事にならないはずです。

今回のコラムでは投資なんて何もしないという選択がどういうことなのか解説します。

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バブル崩壊で固まる貯蓄信仰

日本のバブル崩壊は1991年から1993年にかけて起こりました。
1985年のプラザ合意を切っ掛けに円は高くなり1ドル250円だった為替は150円まで高くなりました。
これに危機感を覚えた日本政府は公定歩合を下げ利下げにより景気刺激を行おうとします。

市場にお金が流れた結果株式市場と不動産に資金が流れ込み、人々がこぞって投資を行った結果、過剰な借り入れ資金が両市場を膨張させます。
これがバブル経済です。

政府はバブル抑制のため利上げを行い、総量規制をかけました。
この結果不動産取引は激減、株価も大暴落を迎えます。
バブルが崩壊する時です。

この経験から日本では投資への警戒感が高いままです。
いつまたバブルのような起こるかもわからない。
そんなもやもやが投資と言う言葉そのものに嫌悪感を抱かせているのです。

世界中で物価高インフレ傾向にある

世界中でコロナ禍を経験して消費者物価指数が高まっているニュースを見ます。
アメリカでは利上げが進み、ドルがどんどん強くなっています。
日本でも様々なものの値段が上がり、生活を圧迫しています。

日本はコスト高を原因としたインフレであるスタグフレーション下にあると言われてます。
30年に渡りデフレ下にあった日本でようやく望んだ形ではないとはいえ、インフレ傾向になったという事です。
さらに円安という状況ですから、輸出産業や観光事業で黒字が進み、所得の上がる人も増えてくる事でしょう。
日本は貿易黒字国ですから、円安は中長期で見れば恩恵が大きいです。
経常黒字国でもあるので対外債務から得られる利益も円換算した場合円安メリットの恩恵を受けます。

この事は緩やかながら日本の景気を底上げする要因として考えられてます。
つまり、日本の物価は今後緩やかに上がるのではないかと予測出来るのです。

良く言われる政府債務1000兆円はインフレで減らす

マクロ的に見ると日本国債の残高は1060兆円と凄まじい金額に上っており、この数字が何を意味するのか良く分からないという人が殆どしょう。
ニュースを見ていると何となく、国民一人当たり1000万円もの借金になるとか、それは大嘘だとか、借入先は個人の預貯金だからとか本当に色々なニュースがあり、悩んでしまう人も多いかと思います。

この大きな国債の残高を圧縮していく一つの考え方がインフレによるものです。
インフレとは物価が上がり、通貨の価値が下がる事を意味します。
極点に言えば今よりも物価が10倍になれば、借金は10分の1になります。
物価が10倍になるという事は企業の売り上げもそれに連動して上がるのであり、個人の所得も上がっている事になります。
このどうにもならないと思われている政府国債の解決はインフレによって債務を小さくする事で目指す事が自然です。

しかし、ニュースではまた一方でハイパーインフレになったら大変だと言っています。
そうです。緩やかでなくてはならず、急激は困るよという事なんですね。
緩やかなインフレと言うのは好景気を伴うので、大きな混乱も無く債務縮小を図っていける。
それが、インフレターゲットの意味するところだと思って良いでしょう。

インフレになるという事は分かっているのに

だとしたら、私達はどうすれば良いのか?
いつなのか?どれ位なのか?そういった事は分からないが、分かっている事は政府はインフレを目指すという事です。
目指している以上いずれ物価高になるでしょう。

今現在だって緩やかにそうであるなら継続して未来もそうなっていくのです。
その時個人の資産はどうなるのか?
多くの銀行に預けたままにしてある普通預金は目減りしていく事になります。

インフレ2%なら2%蓄財が目減りするのです。
物価が10倍になれば資産は10分の1になるという事です。

にも拘わらず、銀行にお金をただ預けている人が殆どです。
まるでインフレなど自分に関係ないと言わんばかりに、いや、まるで社会の出来事なんて自分には関係ないといった感じで銀行にただ預けています。

理屈では分かっています。
沢山の人が理屈では分かっているんです。
今後日本は物価高になる。
物価高になるという事は預金は目減りする。
対策するなら外貨に換える、物に換える、インフレ率と同じだけの利回りで増やす
このいずれかをやらないといけない訳です。

でも、やらない。
投資恐怖症が頭を支配しているのか、ただ面倒くさいからなのか、沢山の人が何もしません。

その割には良く分からない情報商材で沢山の人が騙されているのですが、、、、

億劫である事が資産を減らしている

本当は分かっていないのではないか?
成熟した国家や社会殆どが長い歴史の中で物価を上げている事実を
この国は物価高を目指していて、中央銀行がインフレターゲットを定めている事を

30年間のデフレで感覚がマヒしているのかもしれません。
物価があまりにも上がらないので、もう上がらないのだと。

いえいえ、上がっているんです。
30年変わらないって言われていますが、30年前と比べれば消費者物価指数で20%も開きがある事が日本銀行のウェブサイトで見て取れます。
30年前の1万円は今の1.27万円の価値になります。

価値が上がってるじゃんって思った方!
逆です。30年前に1万円で買えたものが今では12700円必要だという事なんです。

これで世界で類を見ないほど微増だという事です。
世界の物価はもっともっと上がっているという事になります。

私がお伝えしたい事は世の中で起こる事はすでに伝えられているというシンプルな話です。
聞いた事も無い事が起こってなんかいないんです。
明確に言われているんです。
日本は今後インフレを目指すって。
そして、そのために政策金利を設定し、政策を実行していくのです。

当たり前に目の前を通過しているニュースを良く考えて見て下さい。
政府がやると言った事はやりますし、どうなるかも説明されている事が殆どです。
実は沢山の人が平然とそれらを無視していると感じています。

何もしないという事は緩やかに資産を減らしているのですが、そこは納得している事ですか?

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この記事を書いた人

佐藤大介

ライター

佐藤大介(さとうだいすけ)

ウルトラ金融大全局長
ウルトラ金融大全の監修を務めます。
金融リテラシーを高める為、セミナー講師として活動。
「超一流の口だけ男」と評される氏のセミナーは非常に分かりやすく、何度も受講するファンが沢山います。
リンクからウル金セミナーも是非ご覧下さい。

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