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フリーランス信仰は危険!副業からの独立に潜む落とし穴

フリーランス信仰は危険!副業からの独立に潜む落とし穴

副業・投資ブームの到来から、「独立・起業」、「フリーランス化」が一気に進みました。筆者の周りでも、自宅から一歩も出ずに仕事ができる環境を目指して副業を始めたり、セミナーに通ったりする方も続々と増え続けています。

かくいう筆者も昨年9月に会社を退職し、現在はフリーランスとして家から一歩も出ずに仕事をしている口です。そんなわけで、結構な数の友人・知人から「フリーになるための極意」を聞かれることがあります。

「フリーランスのメリットって何?」

「フリーランスは何が大変?」

「ぶっちゃけ収入は?」

などなど、これまでも様々な質問を受けました。もちろん聞かれたことは、真摯に答えているつもりです。

しかし大前提として、筆者は「フリーランス化」を勧めていません。

大変だからです。

多くの人がフリーランスを夢見て一歩を踏み出し、脱落している現状があります。それはやっぱり世の中が世知辛いからです。

会社という大きな組織に守られない個人が生計を立てるのは、結構大変なことだと日々感じています。

そこで今回は、「なぜ筆者がフリーランスになったのか」「フリーランスになってみてどうだったか」「今何を思い、どのように生活しているか」など、丸っとぶっちゃけていこうと思います。

フリーランスになるか検討している方でもそうでない方も、ぜひ目を通してみてくださいね。

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フリーランスに至るまでの職歴

筆者は新卒で入社した広告代理店で営業やインタビュアー、ライターなどを経験したのち、保険代理店に転職して保険販売を行っていました。

保険代理店に転職したのは、「手に職をつけたかったから」だったためで、役に立ちそうなお金や保険の知識を得るべく転職したのです。社会人経験は10年ちょっとで、「売上がなければ、会社にいる意味なし」的なことを言われる環境で育ちました。

まぁ…「営業!」って感じですね。

2社勤めていましたが、どちらも新規事業の立ち上げを任せてもらえるなど、「考えながら走る」のが持ち味だと思われていたようです。おかげさまで大変ながらも、最高に貴重な経験をさせてもらえました。

すんごいシゴデキだったわけではありませんが、そこそこ頑張っていた方だと思います。そんな中、1社目在職中に結婚、2社目に勤めて3年ほどで2度出産をしました。

いつの間にか1人だけだった家が、4人暮らしとなりてんやわんやの毎日でした。

仕事か子どもか論争

出産後は、産休を経て保険代理店に復帰したため、時短で店舗勤務をしていました。

お客様商売なので、お客様の日程に合わせて休みがコロコロ変わることも結構あります。土日は書き入れ時なので、完全に休みというわけにもいきません。

2人目を出産してからは、時間にも心にも余裕がなくなり、仕事がさらに大変だと感じるようになります。夫も会社に勤めていましたが、二人とも様々なものが削られている感覚がありました。

時短勤務といっても、激務の店舗だったため2時間残業もザラです。日曜日は保育園が開いていないため、最低でも週に1度は夫にワンオペを任せなくてはならず、心苦しさが募っていきました。

そんなある日、筆者は「店長にならないか」と声を掛けられます。

「絶対無理!」というのが正直な感想です。

今でさえこんなにも大変なのに、店長なんかなってしまったら、更に疲弊するのは目に見えていました。店長が毎日17時で帰る19時終わりの店舗なんて、上手くいくとは思えません。

しかも、新店の立ち上げから任されることになり、通勤時間も長くなるなど、条件も最悪で「意味が分からん!」以外の何物でもありませんでした。

仕事を取るか、子どもを取るか。本当に真剣に悩んで、筆者は子供との時間を優先することにしたのです。

速攻退職できた理由

もちろん、退職の意向を伝えたときは止められました。一言目は「収入はどうするの?」です。

普通なら、「確かに収入が0になるのはきつい…我慢するしかない…」となったでしょう。

しかし筆者は、退職の意向を告げる3年前からライターの副業を続けており、本業の保険営業よりも副業の月収の方が高いという状態でした。

まぁ、それもこれも、時短勤務となったことによる影響で、いきなり月収が5万、年収が60万減った分を補填しなければならないという、苦肉の策から始まったわけですが…。

とにかく、その時の筆者は、収入について何ら困ることはないと思っていたのです。声高らかに「大丈夫です!」と伝え、さっさと退職してしまいました。

そして2.3か月は「自分の家から一歩も出ずに、会社員時代より金が稼げるなんてサイコー!
子どもとの時間も取れるなんてもっとサイコーーー^^」と、フリーランス人生を謳歌していたのです。

暗雲立ち込める人生へ

しかし、筆者のフリーランス人生はすぐに暗雲が立ち込め始めます。ChatGPTなどAIの台頭によって、徐々に仕事が減ってきたのです。

ちょうど、自分の実力のなさにより、一番の大口顧客からも仕事が一気に減らされていた時期でした。筆者のボーナスタイムは終了したのです。

こうなると話が変わってきます。そもそも、会社員時代は「会社員の給料+会社員の給料よりも多い副業収入」がありましたから、割と満たされた生活ができました。

ところが、会社を辞めたことで収入が半分になったうえ、更にその収入も下がる一方。このままでは生きていけません。

焦りに焦った筆者は、そこから見事に迷走します。小説を書いてみたり、YouTubeの台本を書いてみたり、漫画の原作を書いてみたり、FL●SHや日刊●PAに載せるような記事を書いてみたり。

もちろん、女性週刊誌に真面目な内容の監修記事を載せていただけるなど、ありがたいご縁もありました。

それでも日銭稼ぎにしかならず、家計は火の車と化したのです。

筆者の現状はどうなったのか

筆者は本当に運がよかったとしか言えません。

数々の面接を受けまくった結果、非常に良い条件で素晴らしい方々と出会い、生活基盤を整えることができたからです。

今は業務委託という形で朝から夕方までライターの仕事をしながら、子どもを寝かしつけた後に別のコラムを書くというのがルーティーンになっています。

もともと3年前から朝も夜も働くのが当たり前になっていたため、メイク時間や通勤時間が無くなっただけで万々歳でした。

勤務時間が長いため厚生年金にも加入できており、フリーランスと会社員のいいとこどりをしている感覚です。

収入は、会社の報酬+副業収入で荒稼ぎしたMAX時と比較すると2/3ほどに減ったものの、子ども達と過ごす時間は倍に増え、ご飯の品数も2品増えました。

結果的に、夫婦2人で2人の育児をするなら、この働き方が一番いいというのが現在の考えです。

1年間、必死にもがき続けて、突拍子もないことをやりまくりました。

全部が成功したとは言えませんし、沢山の失敗もありました。

このやろー!と思うようなこともありましたが、今では全部素晴らしい経験だったと振り返ることができます。

安易なフリーランスは勧めない

筆者は安易なフリーランス化をまったくお勧めしません。

結構な数の友人・知人に「フリーになろうと思うんだけど、どう思う?」と聞かれてきましたが、「すっごい大変だからお勧めしない」と答えています。

フリーランスになりたいなら、多くのフォロワーを獲得しているとか、すでにある程度まとまった副業収入があるとか、現職の顧客が多数いるとか、とにかく「昔取った杵柄」が必要です。

ところが、ほとんどの方が「昔取った杵柄」という自分の武器を何も持たないまま、フリーランスになるために新しい勉強を始めます。

しかし世の中には優秀な人材はごまんといるので、「あなたでなくてはいけない理由」が無ければ、そもそも雇ってもらえません。

生きていくだけの賃金を得るのは、至難の業です。

だから筆者は必ずこう伝えます。

「最低でも1年、出来れば3年くらいの期間、やりたいと思ったことを副業としてやってみたほうがいい。」

「3年間の業績を見て、成功しそうな見込みがあるなって思ったらフリーランスになる。それでも遅くはないよ!」

こんな風に伝えると、大抵はこう返ってきます。

「本業をやっていたら時間がない。時間を最大限に使うためには、仕事を辞めるしかないのではないか」

気持ちは分からなくもないですが、実績なく仕事を辞めるのはリスクがでかすぎます。

こういう場合は、筆者の自分語りをします。

「時間はあるけど金がない状態に追い込まれると、人はまともな判断ができなくなるよ」と。

お陰様で筆者は、普段の自分だったら絶対に選ばないような糞クライアントに引っかかって過大なストレスに悩まされたり、自分に向かない業種にチャレンジして大失敗したりと、大迷走することになりました。

「それでも自分はできると思う!やってみたい!」という方には、諦めてなにもいいません。

やってみたら大変さが分かりますからね。

半年ほど経つとあちらから連絡がきて、また相談を受けます。

「そもそも仕事がもらえない」

「仕事はあるけど、報酬が安すぎて生きていけない」

「不安でメンタルがやられた」

そりゃなんの実績も準備もなくはじめりゃ、そうなるだろうよ…。というのが筆者の感想です。

その後彼らはどうなっていくかというと、プライドを捨てて元の会社に復職するか、前の会社よりも悪い条件の会社に入社するか、フリーターとなってバイト三昧の生活になるかのどれかに落ち着きます。

いずれにしても、会社員+副業生活の方が生活水準ははるかに高いです。

筆者の場合、子どもを取るか仕事を取るかの二択に迫られて、仕方なくフリーランスとなりました。

店長に指名されていなければ、恐らく今でも会社員を続けながら副業ライターをやっていたと思います。

やるしかなかったから死ぬ気で頑張って、やっと安定してきた筆者の現状を考えると、「会社員+副業」が最も賢いお金の増やし方です。

フリーランスなんて安定しない働き方は、あまりお勧めできません。

フリーランスは、手を抜いたり気を抜いたりすれば、一瞬で仕事がなくなります。

会社員に復帰でもしない限り、いつ仕事がなくなるか分からない不安を一生抱えて生きていくことになるでしょう。

結果が全てという、厳しい世界です。

会社員でありさえすれば、いきなり仕事がなくなることなんてほぼありません。

多少業績が悪くとも、最低限の賃金を払ってもらえます。

会社員としての報酬に副業の収入をプラスした方が、収入自体も高くなります。

よっぽど切羽詰まっていない限り、安易なフリーランス化は痛い目を見るだけです。

フリーランスで成功するタイプとは

こんな世知辛い世の中でも、フリーランスで成功するタイプがいます。

「あ、この人は売れるな」とすぐわかります。

フリーランスで成功するタイプは、下記のようなタイプです。

元々のスペックが鬼ほど高い

「外資系商社勤務でTOEIC900点、顧客からの信頼も厚く、満を持して円満独立」

「保険営業で3年連続1位。鬼の業績を引っ提げて起業へ」

「投資額は3,000万。資産は1億超。投資で得た経験を文筆業で活かす」

「趣味でやっていた絵だったが、思ったよりもお金になるので本業にしてみた」

こんな感じで、既に常人ではない方が更なる高みを目指す系は、半端ない売れ方をします。

かなり幅広く仕事が舞い込みますし、人脈も広いため根回しも得意です。

人生勝ち組感をさらに加速させるためにレバレッジを効かせた感が強く、誰もこのタイプには勝てません。

99%はこの高みを目指せないので、見なかったことにするのがおすすめです。

メンタルと押しの強い負けず嫌い

自分に負けるのが大嫌いなタイプで、ちょっとやそっとのことではメンタルにダメージを食らいません。

持ち前のメンタルの強さを活かし、どんどん応募、どんどんチャレンジしていきます。

自分の選択したことが上手くいかず、「www」と嘲笑されることがないよう、結果が出るまで鬼の負けん気でやり続けます。

「諦め」は辞書にありません。

断られることを恐れないため、クライアントには割と強気な条件を提示します。

応募数が多いのでチャンスも訪れやすく、高めな単価を維持できるタイプです。

真面目でコツコツ頑張れる

このタイプが最も重要です。

上記2タイプであっても、真面目でコツコツ頑張れないと、最終的には脱落していくことになります。

地味なように見えますが、返信は出来るだけ即レス、納期は絶対に守る、あらゆる約束を破らないなど、当たり前のことを当たり前にできることは重要です。

うさぎと亀で言うところの亀感が強いですが、最終的に先にゴールテープを切るのは亀ですからね。

フリーランスで最も成功するタイプは、元のスペックが高いタイプでも、メンタルと押しが強いタイプでもなく、ただ真面目にコツコツ頑張れるタイプだと思っています。

もちろん、他のタイプが真面目にコツコツ頑張ると、更にすごい売れ方をするのでしょうが。

これまでに見てきた「成功するフリーランス」は、全員等しく真面目です。

何事においても、真面目さはすべてを凌駕する魅力がありますね。

まとめ

安易なフリーランス化は、自分の首を絞めるだけです。

「楽そう」「自由そう」という甘えの気持ちがあると、フリーランスでは稼げません。

筆者に至っては、会社員の時よりも必死さが増しました。

でも、「働き方が自由になるのはいいことだ」とも思います。

「大きな会社で働くこと」以外の選択肢があるのは、現代人のメリットです。

無理して会社員をやらなくても、別の働き方を模索できます。

ですから、いつフリーランス化してもいいように、自分の武器を増やしていけると人生の選択肢が増えます。

ボーっとスマホを見ている時間をお金に換えられるよう、ともにコツコツ頑張っていきましょうね。

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この記事を書いた人

齋藤佑美

ライター

齋藤佑美(さいとうゆみ)

複数の大手メディアでコラムを執筆する2児の母。
FP上位資格のAFP、生命保険協会認定FP資格であるTLC取得。
女性に寄り添ったコラムが好評を得、週刊女性にて記事の監修を行う。
お金の知識や現場の体験を踏まえた記事に定評がある。


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