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医療保険の選び方とは?選ぶ際のポイントと注意事項を解説

医療保険の選び方とは?選ぶ際のポイントと注意事項を解説

病気やケガ、入院等に対する費用を補填する目的で加入する医療保険。さまざまな種類があったり、難しい特約があったりして、「何を基準に選べば良いかわからない」という人も多いのではないでしょうか。

今回は、医療保険の選び方や選ぶ際の注意事項について詳しく解説します。これから医療保険への加入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

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医療保険の定義と加入する主な目的

医療保険とは、病気やケガをした場合もしくは入院等の保障を行う保険商品です。人の生命に対して保険金が支払われる生命保険とは異なります。医療保険は第一分野の保険(生命保険)と第二分野の保険(損害保険)どちらに属すとも属さないとも言える、第三分野の保険です。

医療保険へ加入している人の主な目的は以下のとおりです。

  • 入院や怪我に対する保障
  • 治療の選択肢を広げるため
  • 医療費の補填・生活資金確保

まずは、医療保険へ加入する目的について詳しく解説します。

入院やケガに対する保障を行うのが医療保険

医療保険の主な保障内容は、病気やケガをした場合の治療費の支払いや入院費の支払いです。また、医療保険は、実際に発生した治療費を支払うわけではなく、契約時に定めた金額を支払う定額払いです。

【定額払いとは?】

定額払いとは、契約時に定められた金額を保険金支払い事由発生時に支払うことを言います。たとえば、「入院一時金10万円」であれば、入院をした場合に10万円が支払われます。

 

損害保険などの場合は、実損払いが通常です。実損払いとは、実際に発生した損失を支払う方法です。たとえば、自動車事故を起こした場合は、自動車の修理費用が支払われます。

たとえば、「入院一時金10万円、入院日額5,000円」といった契約内容で10日間入院した場合は、15万円の給付金が支払われます。実際に病院等で支払った金額が下回ったとしても、この金額を受け取れるため、「病気やケガによる保障」として加入している人が多いです。

治療の選択肢を広げるために加入する人が多い

医療保険は病気やケガをした場合や入院、手術をした場合に補償を受けられます。同じ病気であっても、さまざまな治療方法があり、当然に治療にかかる費用も異なります。中には、保険適用外の治療方法もあるため、治療の選択肢を広げるために医療保険へ加入する人もいるでしょう。

本来であれば、高額療養費制度によって1か月あたりの支払い上限金額が世帯ごとに決められています。そのため、中には「医療保険はあまり必要ないのではないか」と考える人もいるでしょう。

しかし、自分に万が一のことがあり、保険適用外の治療方法を選択できるとなれば、少しは安心できるのではないでしょうか。保険適用外となれば、治療費は100%負担です。お金がなければ選択することができません。最悪の場合は、生命にも関わるでしょう。

そのため、少しでも治療の選択肢を広げるために、医療保険へ加入する人が多いです。また、高額療養費制度はあるものの、差額ベッド代等は実費であるため、入院期間次第では入院費が高額となる可能性もあります。

医療費の補填・生活資金確保のために加入

もし、あなたが病気や怪我で働けなくなり、収入を得ることができなくなった場合、入院費や生活費はどこから捻出するでしょうか。貯蓄でやりくりできれば良いものの、入院長引けば、いずれは貯金も底をつくでしょう。

そのため、医療費や生活資金確保といった目的から医療保険へ加入する人が多いのです。

また、「高額療養費制度があるから安心」と思われている人もいますが、この制度は1か月単位であることに注意しなければいけません。たとえば、日本人の平均年収から見ると、多くの人は「80,100円+(総医療費※1-267,000円)×1%」で済むでしょう。

しかし、上記金額はあくまでも1か月での金額です。仮に、2週間の入院だとしても1か月以内の2週間と、月を跨いだ2週間では金額が倍になる可能性があります。そのため、さまざまな可能性を考慮して医療保険へ加入している人が多いです。

医療保険の選び方

医療保険を選ぶ際のポイントは以下のとおりです。

  • 必要補償額を把握しておく
  • 主契約や特約の内容で選ぶ
  • 貯蓄型・掛け捨て型を選ぶ
  • 保険期間で選ぶ

医療保険を選ぶ際のポイントはざまざまです。また、あれもこれもと保障を付けすぎると保険料が高くなり、家計が圧迫します。本当に必要な保障のみを付け、最低限度の保障が行われるように選ぶことが大切です

1.必要な保障額を把握しておく

医療保険を選ぶ際は、はじめに必要保障額を把握しておきましょう。医療に対する保障は公的保険でも受けられるため、実際のかかる可能性のある治療費=必要保障額となるわけではありません。

たとえば、高額療養費制度を考慮した場合、平均的な年収世帯であれば1か月で「80,100円+(総医療費※1-267,000円)×1%」の医療費で済みます。そのため、最低限「入院一時金10万円+入院日額○千円〜◯万円」で十分です。

入院一時金とは、入院をしたという事実に対して給付される給付金であり、高額療養費制度による1か月分の治療費・入院費を賄えます。その後は、入院日額によって給付金を受けられるため、上記の保障があれば基本的には足ります。

【注意】

必要保障額は、その世帯や個人によっても異なるため一概には言えません。上記はあくまでも、ひとつの例として参考にしてください。

入院日額は「入院日数×契約時に定めた金額」が支払われます。基本的には5,000円程度で足りますが、個室を希望する場合や特別室の用意をお願いする場合など、差額別途代が高額になることが予想される場合は、1万円などで設定したほうが良いでしょう。

2.主契約の保障内容・特約の内容で選ぶ

医療保険の主契約は「入院・手術給付金」です。これは、入院や手術をした場合にどれだけの給付金が支払われるか、といった内容です。先にも解説した通り、必要保障額を考慮した上で契約内容を決定してください。

また、医療保険にはさまざまな特約をつけることができます。たとえば、がんになった際の給付一時金や、男性・女性特有の病気にかかった際の給付金などです。

他にもさまざまな種類があり、保険契約時にすべて説明を受けます。「万が一のことがあったときのために…」と思い、あれもこれもと追加しすぎると保険料は高額になります。

そのため、特約の内容を聞き、理解した上で必要性を考えて契約を締結しましょう。勧められるがまま契約をすることは、あまりおすすめできません。

3.貯蓄型・掛け捨て型を選ぶ

最近の医療保険は、貯蓄型も販売されています。貯蓄型であれば、保険料が無駄になることはありません。保険金支払い事由がなければ、お金を貯めておけるためです。一方で、貯蓄型保険は保険料こそ無駄になるものの、安価で充実した保障を受けられます。

そのため、「健康に自信があるため、掛け捨て型はもったいない」という人は貯蓄型への加入を検討しましょう。一方、「安く充実した保険へ加入したい」と考える人は、掛け捨て型への加入がおすすめです。

4.保険期間で選ぶ

医療保険には定期型と終身型の医療保険があります。定期型とは、一定の期間のみ保障される保険です。たとえば、「60歳まで」という設定であれば、60歳に達するまで保障が続きます。終身型とは、被保険者が死亡するまで保障が続く保険です。

一般的に、高齢になればばなるほど病気や入院といったリスクが高まります。そのため、就寝型を選択される人が多いです。ただ、一時的に保障を充実させたいといった人は、終身型と定期型へ両方加入しているケースもあります。

なお、終身型医療保険でも一定の年齢に達した際に保険料の見直しが行われ、保険料が高額になる可能性があります。やはり、高齢になる程給付金支払事由の発生確率が高くなるためです。

一生涯、保険料が変わらない商品であれば、加入当初から若干保険料の設定が高めです。この辺りも考慮して医療保険を選ぶと良いでしょう。

医療保険を選ぶ際のポイント

医療保険を選ぶ際のポイントは以下のとおりです。

  • 契約内容をしっかり理解しておく
  • 過剰保障・保障不足に要注意
  • 定期的な見直しが必要

最後に、医療保険を選ぶ際に注意すべき点について解説します。これから医療保険への加入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

契約内容をしっかり理解しておく

医療保険を契約する際は、契約内容を理解してから手続きを進めてください。病気やケガ、あるいは入院などした場合に給付金は支払われますが、支払いの条件が細かく決められているため、いざというときに支払われない可能性もあります。

そのため、内容を理解した上で契約手続きを進めていかなければいけません。

また、特約等をつける場合は、小難しい言葉がたくさん並んでいます。中には、特定の治療に対する保障が含まれている場合もあるため、その必要性を見極める力が必要です。

保険会社等に言われるがまま特約をつけるのではなく、自分自身で内容を理解し、必要性を確認した上で契約手続きへ進んでください。

過剰保障・保障不足に要注意

医療保険は、病気やケガ、入院をした場合に保障を受けられる保険です。そのため、保障不足がないようにしておくことが大切です。主契約のみで足りない部分は特約をつけたり、新たな医療保険に加入したりしたほうが良いでしょう。

逆に、必要のない保障をたくさんつけてしまう状態(過剰保障)も無駄です。医療保険の多くは掛け捨て型であるため、無駄な保障をつければつけるほど無駄なお金を支払っていることになります。そのため、本当に必要な保障に絞って主契約や特約を選ぶようにしましょう。

定期的な見直しでその時々に合った保険へ加入しておく

医療は常に研究が行われており、同じ病気等でも新しい治療方法が出ることもあります。また、新しい治療方法に適用できる保険商品や特約も販売されることがあるため、定期的に見直しが必要です。

まとめ

今回は、医療保険の選び方について解説しました。

医療保険は、病気やケガの治療、入院をした際の治療費を補填する目的で加入する人が多いです。中には、公的制度があるため、医療保険への加入は必要ないと考える人がいるかもしれません。

しかし、医療保険は治療の選択肢の幅を広げたり、家族の生活費補填をしたりする目的で加入できます。もし、今後医療保険への加入を検討する機会があった場合には、今回解説した選び方や注意事項を参考にしてください。また、医療保険だけでなく、お金に関する知識を知りたい方は無料のセミナーに参加してみてください。

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この記事を書いた人

林 裕二

ライター

林 裕二(はやし ゆうじ)

2018年にFP2級技能士。金融系WEBライターとして活動。数多のメディアで金融系記事執筆や監修を担当し、読者のお金の悩みに寄り添ってきました。現在も人々の生活に関わる「お金」や、家計の「借金問題」などをメインとしながら記事執筆を行っています。

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