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貯蓄

ラン活っていつから始めるの?令和のランドセル購入事情について解説

ラン活っていつから始めるの?令和のランドセル購入事情について解説

「ラン活」という言葉を聞いたことがありますか?

「ラン活」とは「ランドセル活動」のこと。

小学校入学を控えた園児たちが、翌年から使うランドセルを選ぶことです。

しかしラン活は子どもだけの話ではありません。

年々加熱するラン活の情報をしっかりと精査し、予算と子どもの希望に合うものランドセルを選ぶのというのは親にとってもなかなか重労働です。

筆者の家庭でも長女と次女がすでにランドセルを購入し、この春には長男のラン活がいよいよ始まります。

本記事では現在のラン活のお金事情を筆者の経験を交えてご紹介します。

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ラン活っていつから始めるの 

ランドセルはいつから購入するのでしょうか。

筆者の長女の時はコロナによる緊急事態制限が出ていたため、全体的に購入の時期が例年と比べると後倒しになっていましたが、筆者が先輩ママたちに聞いたラン活開始時期は何とゴールデンウィークとのことでした。

一般社団法人日本鞄協会によると、ランドセル検討開始時期として、4月が最もピークであり6月以降には下降傾向であるとの調査結果が出ています。

また購入時期としては5月から8月にかけて多くなっており、8月末までには全体の約3分の2が購入を終えていることになります。

中には3月前に検討を始める家庭もあり、年々購入時期が早まっているとも言われているのです。

ランドセルのトレンドってある?

ランドセルといえば、筆者が子どもの頃は基本的に黒と赤しかなかったものですが、今は色とりどりのランドセルが販売店に並びます。

実際に筆者の長女はブラウン、次女は本体が赤で肩ベルトがネイビーのバイカラーのランドセルを選んでいます。

近年のランドセルのトレンドはどのようになっているのでしょうか。

以下にまとめてみました。

 

男児

女児

1位

黒/58.4%

紫・薄紫/24.1%

2位

紺/17.6%

ピンク/21.0%

3位

青/9.6%

赤/17.0%

4位

緑/4.9%

水色/15.6%

5位

焦げ茶/1.9%

うす茶/6.6%

やはり男児の黒には根強い人気がありますね。

一方、女児のランドセルはとてもカラフルです。

奇抜な色を買ったら浮くのではないかと心配される方もいるかもしれませんが、そのような心配は必要ありません。

ただし、個人的な意見としては、薄い色のランドセルは汚れが目立ってしまうことがあるので、同じ色でも濃い目の色を選んだり、カバーで汚れを防止することをおすすめします。

ランドセルは誰が買うもの?

家庭の事情により誰がランドセルを購入するかは異なりますが、一般的に入学のお祝いとして祖父母から孫へランドセルを送るケースが多いようです。

一般社団法人日本鞄協会の調査によると、購入したランドセルの支払い者は以下のようになっています。

・両親…41.0%
・祖父母(母方)…27.9%
・祖父母(父方)…27.1%
・不明…4.0%

この調査結果からもわかるように、祖父母の合計は55%にも及び最も高くなっています。

次の章で解説しますが、ランドセルの購入費は年々高くなっているので、経済的な余裕のある祖父母世代が購入することもあるのでしょう。

孫の喜ぶ顔をみて成長を実感したいと考える祖父母も多いのかもしれませんね。

ランドセルの平均購入額

それでは気になるランドセルの購入費です。

2022年のランドセル購入費の平均額は56,425円となっています。

購入金額の主な割合は以下の通りです。

ランドセル購入費

 

2022年度

2021年度

2020年度

2019年度

~24,999円

6.5%

6.6%

6.3%

6.3%

25,000円~39,999円

12.9%

12.1%

12.8%

16.3%

40,000円~54,999円

18.0%

24.0%

29.0%

27.7%

55,000円~64,999円

24.8%

24.7%

22.8%

23.2%

65,000円以上

30.4%

27.8%

22.3%

20.8%

よくわからない

7.3%

5.0%

6.8%

5.6%

平均購入額

56,425円

55,339円

53,600円

52,300円

このようにみると、ランドセルの平均購入費は年々上がっていることがわかります。

また54,999円以下のランドセルとしては比較的リーズナブルな商品は年々ポイントが下降気味で、逆に55,000円以上の高額なランドセルを購入する割合が高くなっています。

さらに2020年以前には40,000~54,999円のランドセルが最も人気が高かったのに対し、2021年以降は65,000円以上の高額なランドセルの人気が高まっていることが分かりますね。

しかしながら、6年間使うためには丈夫な生地や構造であること、平成初期と比べるとA4サイズの教材やタブレットを入れるためにランドセルそのものが大きくなっているのに、軽量化しているといった技術的なことを考えると、ランドセルの高額化はある程度仕方のないことかもしれません。

ランドセルが高過ぎて厳しいときは

ランドセルの平均購入額に驚かれた方もいるのではないでしょうか。

さながら大人のブランドバッグと同じくらいの値段となっており、経済的に厳しいと感じる家庭もあるかもしれません。そこで、少しでもランドセルを安く購入する方法をまとめてみました。

安い店は?

大手量販店では、高価なランドセルからリーズナブルなランドセルまで幅広いラインナップを揃えているところがあります。

例えば大手ショッピングセンターのイオンでは、税込30,800円からランドセルを購入することができます。

またニトリでもここ数年ランドセルを取り扱っており、税込27,900円から販売しています。

さらに食料品のイメージの強いコストコでも配送料込みで27,800円からランドセルを購入できるのです。

このように、比較的安くランドセルを販売している店舗もありますので、選択肢に入れるのもいいでしょう。

また、実店舗での購入にこだわらないという方はネットショッピングでランドセルを選ぶ方法もあります。

同じ商品であっても、店舗に並んでいるものとオンライン上の商品は価格が異なることもありますので、実店舗で試着をしてから気に入った商品がネットショッピングで安く買えないか探してみるのもひとつの手ですね。

型落ち、展示品を狙う

型落ちとなったランドセルも安く購入できることがあります。実は我が家の次女のランドセルは型落ち・展示品でした。

長女と次女は年子で、長女のランドセルを購入する際に一緒に次女も連れて行ったのですが、その際に次女には一目惚れしたランドセルがあったのです。

しかし、その時は長女のランドセルを選びにきていたこと、次女は入学までまだ時間があるので、好みも変わるだろうとその場をおさめました。

ところが1年経っても次女のランドセルの希望は変わらず、長女のときと同じ店舗にランドセルを買いに行くことになったのです。

無事に次女の希望のランドセルを見つけ、購入するためにレジへ持って行くと、店員からこの商品は型落ちでこれが最後の商品であること、さらに展示品で試着による小さな傷が付いているため、値引きすると伝えられました。

型落ちでも本人が気に入っていれば問題ありませんし、ランドセルにはカバーをつける予定だったため、小さい傷なら気にしないということで、そのランドセルを購入しました。

我が家の場合は狙ったわけではなく、偶然ではありましたが、このような形で少し安くランドセルを買うことができたのです。

もちろん店舗によってサービスが異なるため、必ずしも型落ちや展示品が安く購入できるとは限りませんが、こういった可能性もあるかもしれません。

就学援助制度

入学に必要なものはランドセルばかりではありません。筆記用具や上履き、算数セットといったように、入学準備にはお金がかかります。

経済的に困窮していて必要なものを揃えることが難しい家庭のために「修学援助制度」というものがあるのをご存じですか?

児童向けの修学援助制度の内容は居住地の市区町村によって異なりますが、基本的に以下のものが援助の対象となります。

・学用品
・体育実技用具費
・新入学児童生徒学用品等
・通学用品費
・通学費
・修学旅行費
・校外活動費
・医療費
・学校給食費
・クラブ活動費
・生徒会費
・PTA会費
・卒業アルバム代等
・オンライン学習通信費

ランドセルは「通学用品費」にあたるため、受給要件を満たせば購入費に対して助成を受けることができます。

まとめ

ピカピカの1年生の代名詞ともいえるランドセル。

6年間毎日使うものですから、子どもが納得のいくランドセルを選べたらいいですよね。

とはいえ、ご説明した通りランドセルの値段は年々高額化に拍車がかかっています。しかし、ランドセルは高額だからいいというものでもありません。

背負い心地や機能性のコストパフォーマンスにも注目してみましょう。

せっかくのランドセルを型落ちや安モノで済ませるなんて、と思われる方もいるかもしれませんが、新作ランドセルも翌年には立派な型落ちです。

なにより子どもたちは型落ちや値段など全く気にせず元気に通学しています。

予算と希望に合わせて、子どもにとって唯一無二のランドセルに出会えることを祈っています。

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この記事を書いた人

渡辺あい

ライター

渡辺あい(わたなべ あい)

銀行員として勤務の後ライターへ
4人の子供の母としてもお金の観点を持つ事が出来るのが記事の魅力。
FPの資格を活かした金融の記事に定評がある。

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