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資産運用

大学時代に学んだ「お金持ちに共通すること」とは

大学時代に学んだ「お金持ちに共通すること」とは

筆者は茨城の北端から大学生になるために上京してきた、いわゆる「上京組」です。

憧れの東京で大学生活を謳歌するために入学したのは、幼稚舎がある女子大。

筆者はそこで様々なタイプのお金持ちと出会い、「お金持ちに共通すること」を発見することができました。今回はそんなことをつらつらと語らせていただきますね。

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上京組の助力者 「地味女子」たち

少しだけ自分語りをさせてください。

茨城から上京したばかりで、訛りが残るおぼこ娘だった筆者は、都心の閑静な住宅街の中にどどんと佇む女子大にびびり散らかしていました。

とにかく華やかで、とにかく綺麗で、とにかく凄い。

「とにかく広い」しか取り柄のなかった地元では、到底想像できなかった景色が広がっています。

憧れの地で過ごせるという喜びもひとしおでしたが、筆者は怖気づいてしまったのです。

キラキラ華やか系女子は近づきがたかったこともあり、友人は自然と見た目があまり派手でない女の子になっていきました。

私の訛りも笑ってスルーしてくれる、心優しい地味女子たち。

徐々に学生生活にも慣れ、筆者も少しずつ女子大生らしい派手めな格好をするようになっても、彼女たちは変わらず元のままでした。

筆者の見た目が変わっても態度とスタンスを変えない地味女子友人たちのおかげで、筆者は学校生活を楽しむことができたのです。

大学内での気付き

大学に入学して3ヶ月ほど経ったころでしょうか。徐々に周りをみる余裕も出てきて、大きく気付いたことがありました。

「大学内にいるキラキラ女子たちの持ち物が何だか凄いぞ!」ということです。

筆者の地元には、ブランドアイテムが販売されている百貨店どころか、スタ―バックスもマクドナルドもありませんでした。

そんな環境で暮らしていますから、ハイブランドだの高級車だのに一切縁がなく、なんの知識もなく過ごしていたのです。

とはいえ、流石に東京で暮らして3ヶ月も経つと、百貨店に1度は足を踏み入れる機会があります。

ハイブランドのバッグやアクセサリーの値段や、ハイブランドのコスメ一式がいかに高いか把握できるようになりました。

すると、大学内にいる女の子の中に、最近発売されたばかりのシャネルのバックを持つ子や、コスメがディオールで統一されている子、ティファニーのピアスをつけている子なんかも見かけます。

とても10代の女の子が持てるアイテムではないため、持ち前の図々しさをもって何とか仲良くなったあと、聞き出してみました。

「それ、自分で買ったの!?」

すると彼女たちはこともなげに答えます。

「ううん、ママとパパが誕生日に買ってくれたんだ」

「入学祝だよって、親からプレゼントしてもらったの」

こんな感じです。

こりゃ生きてる世界が違うんだべな~、と思いました。とんでもないお金持ちの波動を一気に食らってしまい、私は地味女子友人のところに癒されに戻っていくのでした。

地味女子たちの暮らし

ハイブランドに身を包む同級生たちは、大抵が医者、弁護士、実業家の娘さんばかり。

凄いところに入学してしまったぞ…!と思っていた矢先、地味女子の友人の一人から家に遊びに来ないかと誘われました。

なんでも、私が格闘技をやっていたことが、薙刀を始めたばかりのおばあ様の琴線に触れ、会ってみたいと言われたからだそう。

80歳で薙刀を始めたカッコイイおばあ様に会いたいと、私は快諾したのでした。

招待を受けた当日、筆者は母から教えてもらったおすすめの手土産をもって、指定の住所に向かいました。

しかし、行けども行けども広い塀が邪魔をして一向に目的地にたどり着けません。

携帯電話のマップでは確かに住所の通りの場所にいるのに、どういうことだろうと困惑しましたが、やがて一つの結論にたどり着きました。

「この塀……一軒家を囲っているのか……」

地味女子友人の自宅は、とんでもない豪邸だったのです。地面からぴょんと飛び上がったのはあれが最初で最後でしょう。筆者は冷や汗をかきながら震える手でチャイムを押しました。

玄関から門までかなり距離があるのでしょう。5分ほど待つと、いつものように地味な恰好をした友人が筆者を迎え入れてくれたのでした。

あまりに驚いてまくしたてながら質問したところ、友人の家は武士の家系で、先祖代々この地に住んでいるとのこと。

「お金持ちはみんな見た目が派手」なわけではないことを、この時に学ばされました。

後日、他の地味女子の友人たちも、とんでもないお金持ちだったことが発覚していきます。

「お兄ちゃんの結婚式のために着物をあつらえるので外商に来てもらった」

「生まれながらにして婚約者が決まっている」

「京都の本家は華族」

私の周りの地味女子たちは、みんな良家の子女だったのです。

「とんでもないお金持ち」に共通すること

お金持ちのサラブレッドと接してみると、彼女たちがどれだけ周囲に気を遣っていたかがわかります。

「とんでもないお金持ち」がやっていることはシンプルかつ凄く難しいことでした。

その中でも全員に共通していたことを、ここにまとめますね。

差別しない・馬鹿にしない

田舎から出てきた筆者は、割と強めの訛りがあり、それが相当コンプレックスでした。

アナウンサー学院に通うかってくらい必死に訛りを直したのですが、今思うと地味女子友人たちは誰一人として筆者の訛りをバカにしなかったのです。

人は自分の想いが目にでます。

筆者と話しているときにも、目が「この子訛りヤバwww」と思っているであろう子には、どうしても近付けませんでした。

必然的に、筆者の訛りを気にしない子としか話せなかったんですね。

その点、地味女子友人たちは愛のあるイジリをすることはあっても、決して馬鹿にしたり差別したりすることはありませんでした。

むしろ茨城弁に興味を持ってたくさん質問されたりしたのが印象的でしたし、それに救われたことを今でもよく覚えています。

値段よりも品質重視

地味女子友人たちはユニクロも着るし、無印良品の化粧品を愛用していたし、銀だこも大好きでした。

本当に品質の良いものを芯から理解しているので、「安くて品質が良い商品」なのか「安くて品質が悪い商品」なのかを判別するセンサーが養われているのでしょう。

コスパの良い商品を探すことにとにかく長けていました。お金持ちはお買い物も賢くできるものなのだと感じたものです。

彼女たちが買い物をする理由は、ただただ「品質が良い」「使い心地が良い」から。

決して無駄な買い物はしません。元より品質が良い商品を購入していますから、物持ちも良いのです。

地味女子友人たちは、どんなに優秀な販売員が目の前に来ても、どんなにセールで安くなっていようとも、必要ないと判断したものは購入しません。

大抵隣にいる筆者が乗り気になって必要もないコスメを買わされそうになっていたり、セールだからと着もしない服を買いそうになったりしているところを、止める方に苦心していたように思います。

「安物買いの銭失い」を地で行く女だった筆者とは、お金の使い方が天と地ほども違っていたのです。

「モノ」より「経験」

私ともっとも大きく違うと感じたのは、経験にお金を惜しまなかったことです。

ハイブランドの商品よりも、スキューバダイビングだとかバンジージャンプ、離島でのキャンプに始まり、華道、茶道の稽古や英会話などの習い事に至るまで、様々な経験に時間とお金を使っていました。

これはお金が無くてはできないことだと、心から感じました。

面白そうだと思うことには何事にもチャレンジし、一つ一つの体験を大切にしていたように思います。

地味女子友人の一人は、ご両親からの19歳の誕生日プレゼントが「50万円の上場企業株」だったこともありました。

「これでお金を殖やしてみたらいい」と言われたそうです。

15年も前のことです。彼女の資産は今どれくらいになっているのでしょうね。

お金持ちアピールをしない

キラキラ華やか女子たちの中には、「このバッグ、60万したんだ~」とか「グッチの最新作なの」とか「ヒルトンでディナーだった」といった発言が目立つ子もいました。

おぼこ娘だった筆者は「すっげ~!!」感じるとともに、マウントのような空気間を感じて居心地が悪かったのも事実です。

しかし地味女子友人たちは、一度もお金持ちアピールをしませんでした。

というよりも、お金持ちアピールをしないように、細心の注意を払っていました。

根っからのお金持ちなので、彼女たちの普通の生活は一般人のそれとはかけ離れています。

もちろん、周囲もみんなお金持ちですから、そのままでも違和感のない暮らしはできるのだと思います。

しかし友人のご両親はみなさん「一般的な生活を理解しておく」ことをかなり重要視されており、バイトもさせるしファミリーレストランにも足を運びました。

そうなってくると、「生活のどの部分が一般人とかけ離れているか」を理解しないことには、一般人とのコミュニケーションにひずみが生じます。

彼女たちはその「ひずみ」を多々経験し、お金持ちアピールをしない方が生きやすいと思ったのかもしれません。

私が彼女たちに選んでもらえたのは、おぼこ娘で何にも知らなかったからかもしれませんね。

「お金持ちになる」ために最も大切なこと

図らずも「とんでもないお金持ち」ばかりと友人関係になれた、最高にラッキーな筆者は今も彼女たちと交流を続けさせてもらっています。

一人は婚約者の方と幸せに暮らしているし、一人は海外でバリキャリとして活躍しているし、一人は婿を取り女だてらに家業を継げるよう奮闘しています。

でも、中身は何にも変わりません。むしろますます魅力的な女子に進化しました。

とんでもないお金持ちと長く付き合う中で、筆者は「お金持ちになるための条件」を4つ見つけることができました。

それは下記のとおりです。

1.「今ある環境に感謝する」

2.「常に学び続ける」

3.「人としてどうあるべきかを判断の軸にする」

4.「人生を楽しむという意識を持つ」

友人たちが人格をブラさず、いつまでも魅力的で、いつまでもお金持ちでいられるのは、上記4つを常に意識し続けているからではないかと思います。

親の与えた環境だけが、彼女たちを幸せにしているわけではありません。彼女たちの努力があってこそです。

お金持ちになることは、きっと誰にでもチャンスがあります。

しかし、そのチャンスをものにできるかどうかは、これまでの努力が大きく関わってくるでしょう。そして「お金持ちになり続ける」にはきっと更なる努力が必要です。

お金持ちになるノウハウを学ぶよりも、お金持ちにしてあげたいと思えるような人格を形成することの方が、重要なのかもしれませんね。

 

 

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この記事を書いた人

齋藤佑美

ライター

齋藤佑美(さいとうゆみ)

複数の大手メディアでコラムを執筆する2児の母。
FP上位資格のAFP、生命保険協会認定FP資格であるTLC取得。
女性に寄り添ったコラムが好評を得、週刊女性にて記事の監修を行う。
お金の知識や現場の体験を踏まえた記事に定評がある。


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