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資産運用

投資は何がいい?その前に金融リテラシーで判断力を養おう!

投資は何がいい?その前に金融リテラシーで判断力を養おう!

「古き良き時代」と言いますが、現在の状態が悪ければ過去の良かったころは、すべて「良き時代」にあてはまるかもしれません。それでもお金のことを妻に任せたり、親に任せたりできれば苦労しなくて済む時代もありました。

終身雇用が当たり前の時代であれば、サラリーマンは就職先企業の先輩社員の背中を見て自分のライフスタイルを描写できます。たとえば、所属する部署の部長が定年時にもらえる給与水準などを把握することで、生涯もらえる金額をシミュレーションできるでしょう。

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生涯もらえる収入が決まっていれば、あとは専業主婦である妻に管理を任せてしまう家庭も考えられます。前置きがながくなりましたが、この時代であれば金融リテラシーを持っておく必要がないと判断しています。金融リテラシーを持っていなくても、時間の経過とともに収入が上がり、退職金と年金で悠々自適な時代だったからです。

しかし、現代は違います。金融リテラシーを持っているか持っていないかで、人生の通過点ごとのイベントで損をしてしまうかもしれません。知っていれば、投資して収入を増やすことも考えられます。

今回は、「投資は何がいい?」と選ぶ前にチェックしておくべき「金融リテラシー」について公的機関の見解を生かして解説します。金融リテラシーを身につけて判断力を養おうとしている方は、ぜひお役立てください。

金融リテラシーの意味

お金はどのように使えば生きてくるのでしょうか?もしくは、どのように使うと生かされないのでしょうか。政府広報オンラインによる見解で、金融リテラシーとは、「お金やお金の流れに関する知識や判断力」と定義しています。具体的にお金やお金の流れは、次の場面がイメージできるでしょう。

  • 商品を購入する
  • サービスに申し込む
  • 給料を受け取る
  • 報酬を受け取る
  • お金を貯金する
  • お金を借りる
  • お金を投資する

これらの行為は、お金を使って起こす行動です。政府広報オンラインの見解では、生活基盤をもって生活するために欠かせないお金の使い方は、上手に管理したり、注意深く使ったりすることを提唱しています。この「上手なお金の管理」や「注意深くお金を使うこと」などは、知識や判断力がなければ始まりません。知識と判断力を兼ね備えていると次のようなお金の使い方を判断できます。

  • 生命保険の加入
  • 損害保険の加入
  • 貯蓄の実行
  • 住宅ローン・マイカーローンなどの活用
  • 財形貯蓄の設計(会社員の場合)
  • 実体のない投資話を持ちかける悪質商法の見極め
  • 投資詐欺の見極め
    出典:※1

金融経済教育推進会議が2016年に公開した「金融リテラシー・マップ」では、「国民一人ひとりが、より自立的で安心かつ豊かな生活を実現するために金融リテラシーを身に付ける」と定義しています。現代はお金がなければ生活が成り立ちません。金融リテラシーを生活スキルとして捉えることが必要です。
出典:※2

金融経済教育

お金の使い方は、ときに有用であったり、トラブルに巻き込まれたりします。では、金融リテラシーを身につけるにはどうしたら良いでしょうか。

金融経済教育は、金融リテラシーを学ぶ行為です。政府広報オンラインでは、金融経済教育の目的を次のように述べています。

  • 金融や経済について基礎知識を高める
  • 金融や経済について基礎知識を自ら学び考える
  • 金融や経済について主体的に考え行動する
  • より良い問題解決となる資質や能力を育てる
  • 金融リテラシーを生きる力として育てる
    出典:※1

知らなければヤバい最低限のリテラシーとは?

金融経済教育が目指す金融リテラシーの習得は、身近な生活から見えてくるものであれば吸収しやすいかもしれません。しかし、金融リテラシーは現在置かれている状況だけではなく、将来の備えとしての知識や判断力です。

ここでは、政府広報オンラインが示す最低限身に付けておく必要のある金融リテラシーを紹介します。

(1)適切な収支管理を習得する:赤字解消と黒字確保
(2)明確なライフプランを設計する
(3)契約時の基本的な姿勢を習慣化する(契約書の内容の事前チェック)
(4)情報の入手先と契約相手方の業者が信頼できるかを事前チェックする
(5)インターネット取引のメリットとデメリットを理解する
(6)金融と経済の基礎知識
(7)実質的な取引コストを確認する
(8)保険で補填(ほてん)したい自体が何かを考える
(9)自体が起きたときに必要となる金額を想定する
(10)住宅ローンを組み際の留意点
(11)無計画・無謀な利用習慣の排除
(12)高いリターンを目指すには高いリスクが付きまとうことを理解する
(13)資産形成の分散効果を理解する
(14)長期運用の効果を理解する
(15)金融商品を利用する場合、外部の知見(専門家の知識)の適切な利用の必要性を理解する※1

増やす手段のひとつ「投資」

「お金は使わない」という考え方で貯金だけで増やそうとする行為は、収入に高い比重を置かなければなりません。とはいえ、資産運用のために前述した資産形成商品を選ぶ場合、知識や判断力が必要です。

資産形成商品を購入するという行為は、お金を増やす手段のひとつ「投資」にあたります。投資は、株式投資や債券投資、投資信託などが代表的です。これらの名前を聞いただけで、「難しそう」と判断してしまう人も少なくありません。

ただ、「難しそう」と始めないまま時間が経過していくと確実に投資機会を減らしてしまいます。その理由は、投資商品によれば長期運用で効果を得られるものがあるからです。毎月少額から始められる投資信託でも、10年20年と長期にわたって運用すれば、それだけ満期時に受け取れる金額が増える可能性もあります。

金融庁が公開している「金融ガイド」では、投資は日本経済全体を活発にすることにつながると表現しています。株式や債券の購入は、日本経済を背負う企業を応援する行為です。参照元:※2

投資は何がいい?の回答

では、投資する場合は何が良いのでしょうか。「何に投資すれば良いか」の回答は、自分の状況に応じたリスクとリターンで判断することです。

リスクとリターンの関係で判断する

投資では、金融商品ごとにリスクとリターンの大きさが異なります。金融商品の選択では、リスクとリターンの関係性を理解したうえで判断しましょう。基本的には、ハイリスクハイリターンという言葉どおりで、リスクが高いからこそ大きなリターンが期待できます。逆にリターンが低ければリスクも小さくて済むという認識です。参照元:※2

リスク許容度で判断する

「投資は何が良いか」と判断するときは、自分のリスク許容度で考える必要があります。リスク許容度は、万が一のリスク(暴落など)に対してどこまで許容できるか、ルールを決めておくことが大事です。基本的に投資で運用する資金は、無理のないゆとり資金で始めることをおすすめします。参照元:※2

分散投資と積立投資の効果を知って判断する

何に投資すれば良いか、迷っている場合は、全部に投資する考え方が分散投資につながります。分散投資は、複数の金融商品に投資する考え方です。日々変動する市場価値の異なる金融商品を複数購入した場合、いくつかの商品が下落しても、他の商品がそれ以上に高値となればトータルでプラスに転じます。

分散投資は、複数の商品に投資することでリスクを軽減し、複数の商品のリターンでリスク分を補填することも可能です。さらに分散投資を積立で行うことが投資時期の分散にもなるでしょう。

2024年からは無期限化する積立投資のチャンス

金融リテラシーは、自分の興味関心を持てる分野から知識を深めることが大切です。リスクを抑えられて定期預金よりもリターンが見込める投資であれば、長期の積立投資ではないでしょうか。さらにリスクを抑えるためには分散投資の投資信託商品が考えられます。

つみたてNISAは、時間をかけて少額で積み立てていく運用ができる制度です。2018年から始まっているつみたてNISAは、2024年から制度が変わり、「つみたて投資枠」となりました。従来の非課税対象期間となる20年間が無期限に変更します。年間投資枠が120万円と拡大されるため、従来よりも可能性が広がるでしょう。

資産運用を始める際に必要なのは、「将来的にどのくらいの資産を投資すれば良いのか」を判断することです。最低限の金融リテラシーやリスク・リターンの関係性を理解できれば、資産運用で失敗する可能性も低くなるのではないでしょうか。

それでも「自分の判断では心配だ」と迷っている場合は、専門家の見解を気軽に確認できるセミナーで学んでみることもひとつの手です。自分に合った判断力の養い方を考えてみましょう。

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※1:政府広報オンライン「知らないと損をする? 最低限身に付けておきたい『金融リテラシー(知識・判断力)』」

※2:金融経済教育推進会議「金融リテラシー・マップ」

※3:金融庁「金融ガイド」

この記事を書いた人

江戸利彰

ライター

江戸利彰(えどとしあき)

ビジネス系の記事執筆を生業として取り組むライター。
累計800記事ほどの納品を経て、現在も日々の執筆から「情報の伝え方」をブラッシュアップしています。
ソースをしっかりと取る記事作りをモットーとしており、正確な情報提供に努めています。

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