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富裕層のコンピテンシー(行動特性)を学んで活かそう!
富裕層の特徴というワードがにわかに注目を集めています。
コンピテンシーという言葉がありまして、「行動特性」と訳されます。
成功者のコンピテンシーを解析して自分に取り入れる事で自分も成功するという考え方があります。
この事から富裕層のコンピテンシーを同じように取り入れる事で自分も富裕層になれるかもしれない。
では、富裕層のコンピテンシーとはどんなものだろう?
こんな風な流れから富裕層の特徴が注目されているのです。
今回の記事では富裕層の特徴を解説していきたいと思います。
取り入れる事でお金持ちに近づけるかもしれません。
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目次
富裕層とは?その定義
富裕層の定義は純資産で1億円以上資産がある人を指します。
これは時代や経済状況で変わっていくものと思われますので、厳密な定義では無いと考えて良いでしょう。
純資産というのは資産から負債を引いた残りを意味しますので、ビルを持ってるけど借金も凄くあるという事では無くて、ビルを持っていて、ローンは無いみたいなお金持ちを指します。いや、ざっくりと言えばです。
この純資産1億円を持っている世帯は日本の全世帯のわずかに3%程度に過ぎません。
日本の世帯は5400万世帯程度ですので150万世帯ほどが該当する事になります。
150万世帯と聞くとずいぶん多いような気もしますが、大田区と世田谷と品川区を合わせた位でしょうか?
そこに暮らす全ての家庭がお金持ちだとすると多いような気もしてきますが、、、
その他97%はお金持ちでは無いと言われるとうーん自分はそっちだろうなと思ってしまいます。
まぁ統計というのはそういうものですのでやっぱり富裕層というのは少ないのだという事です。
お金持ちの定義が金融資産をどれだけ持っているかなので、これは人によって様々です。
キャッシュ中心の人もいれば、債券や株、投資信託で管理している人もいれば、不動産で持っている人もいると思います。
とにかく、何らかの資産を持っていて、それが全ての負債を除いても1億円分以上ある世帯を富裕層と定義します。
富裕層自体は十人十色
富裕層と聞けばどういった人々をイメージするでしょうか、高価なモノを身につけてロールスロイスに運転手つけて乗っているような貴族やセレブを思い浮かべるでしょうか。
実態としては人それぞれです。
そりゃそうです。お金を持っているという共通項はあるものの、人が違えば好みを違うのですから、どこにお金をかけるのかもその人の考え方毎に異なります。
貧乏な人にだって人間の数だけ違いがあるように、富裕層でもそれは同じです。
着るものに無頓着な富裕層もいますし、車に乗らない富裕層もいるのです。
質素で普通の生活をしているのに、とんでもない資産を持っている人もいますし、漫画から出てきたような分かりやすいお金持ちもいるのです。
そんな様々なタイプのお金持ちがいる中で共通するコンピテンシーなど存在するのでしょうか?
共通する傾向のあるコンピテンシー行動特性
富裕層に属する全ての人に共通するコンピテンシーというと難しいものがありますが、おぼろげながらの共通項は見受けられます。
「お金持ちあるある」とも言える特徴を挙げてみます。
コンビニエンスストアを利用しない
富裕層に属する人になるほどコンビニの利用率が下がるようです。
これは無駄を嫌う基礎的な考え方に紐づいているように思います。
コンビニの商品はどれもこれも「あったらいいな」な商品です。
小さな欲求を多少のコストで満たすのがその特徴です。
飲料にせよ食料にせよ、コンビニで買うよりも良いものを安く買う事が出来ます。
しかし、「いますぐに手に入る」という便利さがコンビニの特徴と言える訳です。
この安易さを選ばないというのが富裕層の選択と言えそうです。
コストに対するリワード(商品)が見合わないのであればお金を出さない。
この徹底が富裕層には無意識レベルで身についているようです。
銀行員に話を聞くと富裕層の通帳になるほどコンビニでの出金記録が無いそうです。
無駄な手数料を避けるという事もあるのかもしれませんが、そもそもコンビニに入る習慣が無いのだと思います。
意味も無いのに何となくコンビニに入ってしまう。そういう心のぜい肉をつけない事を富裕層は心得ているという事ですね。
皆さんは思い当たる節はありますか?
お得よりも納得
これはあらゆる選択の際に見られる特徴です。
富裕層になるほど値引きとかセールとかに惹かれなくなります。
そりゃまぁお金はある訳ですから、セール品を買う必要が無い訳ですが、どうもそれだけでは無いようです。
私達消費者はモノを買う時に「お得」に買う事を喜んでいます。
いつもの定価よりも安い、ポイントが付く、セール品であるなどなど
お得に買える事を良い事だと考えます。
しかし、富裕層が優先するのは得する事よりも納得です。
なので、如何にお得だと言われても納得が無ければ買いませんし、高いものでも納得があれば買う訳です。
安いから買う、お得だから買うという発想がありません。
安かろうが、得だろうが不要なものを買う事は無駄であると理解しています。
富裕層は必要なものに必要な出費を行います。
これは価値判断の物差しが自分側にあるという事です。
私達がセール品に惹かれるのは「販売されているものが相対的に安くなっている」と思う事で魅力を感じている訳です。
この時私達は「私が思うにこの商品は安い」と考えているのではなく、「この商品は普段よりも安いらしい」と考えています。
対して富裕層は相対的な価値観に流されず、自らが価値判断を定めます。
なので、誰が何を言おうが良いと思えば買いますし、要らないなら買わないというだけです。
従いまして富裕層程、扇動や煽り広告に流されません。
しっかりとした金融リテラシーを持っている
富裕層はお金の知識を持っています。
これは家庭で教わる事が一般的です。
金融リテラシーには資産運用の事もそうですが、浪費や考え方に関わるものも含まれます。
富裕層の人でカードキャッシングを利用している人はいないでしょう。
それは単にお金があるからというだけでなく、金利負担などの基礎的な経済観念を教養として納めているからです。
富裕層程お金の勉強をします。
投資についてよく理解していますし、リスクとリターンも分かっています。
自分のポートフォリオをしっかりと持っていて、投資計画を立てて運用しています。
税金の事にも明るく、一般家庭では馴染みのない、所得税、相続税、贈与税と言った税の話題に敏感です。
暦年贈与を実施していたりするのも富裕層です。
多くの家庭が相続に対してその日が来てから対応するのに対して富裕層は常日頃から対策を取ります。
最近では相続時精算課税制度なども変化してきてます。
変化する税制に対応する事も富裕層の特徴です。
根幹にあるのは旺盛な知識欲です。
知識が利益になる事を経験的に悟っています。
知識を得る事に対価を惜しみませんし、情報を積極的に取りに行きます。
専門家を頼る事にも遠慮が無く、賢く立ち回れる事が特徴です。
私達はなんでも安く済ませようとしてしまう割には勉強を疎かにしてしまいますし、コンサルと呼ばれる人を警戒して避けてしまいます。
新しいものに敏感である
富裕層はその旺盛な知識欲を新しいものに向けています。
流行であるとか、新サービスであるとか、新商品などです。
新NISAが世に出た時、銀行問い合わせがあったのはやはり富裕層からでした。
私達はニュースになり、コラムになり、youtubeになってからそれらを見る事で知る事が一般的ですが、富裕層はすぐに販売者にアクセスしました。
行動を遅くする事に利が無いと分かっているからです。
孫子に「故に兵は拙速を聞く、未だ功の久しきを覩ざるなり」とあるようにスピードが物事を有利に運ぶという事を良く分かっています。
これはなんにでもすぐに飛びつくという事ではありません。
情報はすぐに取り入れて精査するという事です。
意味が無いと判断すれば出資はしませんし、有用だと思えばすぐにやります。
私達は「どうなんだろう?様子を見た方が良いのかな?」と物事を基本的に先送りにします。
資産形成を考えている
圧倒的な差でもあるのが、この部分です。
日本の個人資産は2000兆円と言われていますがアメリカは1京7000兆円です。
人口差を加味しても相当な差があります。
この差を生んだ大きな要因が投資です。
バブル崩壊以降日本人は投資をしてきませんでした。
その事が非常に大きな個人金融資産の差を生み出しています。
富裕層はこの事実を良く理解していますから、ほぼ例外なく資産運用を行っています。
かといって株やFXでガンガンハイリスク商品を回しているのかと言えば全然違います。
しっかりしたポートフォリオを作り、リスクとリターンを考えてコツコツと運用を行います。
富裕層程リスクを嫌い、安定した資産運用を念頭に置いています。
目先の利益に流されるず、中長期で財産を増やす考えの方が多いようです。
私達は「投資は怖い」「投資は面倒」とシャットアウトです。
不得手なものはプロへ委託する
金融リテラシーの項目でも書いていますが、富裕層は専門家を頼ります。
それは餅は餅屋と分かっているからです。
なんでもかんでも自分でやろうとせずに、うまく専門家を頼る事でより良い結果を目指します。
柔軟に固執しないというのも大切な考え方です。
大切な資産の事であればコストがかかってもプロを頼った方が結果的に利益になる。
その納得があれば迷わずプロを選ぶのも富裕層のコンピテンシーです。
相続の事なら弁護士に、税金の事なら会計士に、金融商品ならIFAに、不動産の事や保険の事も専門の人間につながりを持っています。
専門分野に専門家の知り合いを作っておく事で必要なサポートを得られるようにしておくのです。
私達は外部業者を警戒し、無駄な費用と考えがちです。
結局「安物買いの銭失い」になり、失敗してからプロを頼る事になるのです。
コンピテンシーを取り入れるために
これまで、富裕層の行動特性を紹介してきましたが、肝心のどのように取り入れていくのかを考えていきたく思います。
先ず真似出来る事は「コンビニに行かない」ですね。
何となく、習慣でお店に入ってしまう人は強い決意でやめてみましょう。
コンビニで買わないといけないものは無いでしょうから、行かなくても何とかなるはずです。
必要なものがあって行く事まで止めるものではありませんが、何となく吸い込まれてしまう事が無くなるだけで結構違うと思いますので試してみる価値はありそうです。
ついで行動してみるという事も実践に活かしたい部分です。
私達も「これをやった方が良い」と考えている事は沢山あります。
しかし、現実には億劫であるとか、時間が無いなどの理由で行動に移していません。
この差が実に大きいと思います。
やった方が良いと考えている事は実に沢山あります。
保険を見直した方が良い、資産運用を考えた方が良い、新NISAを調べた方が良い、節税の本を読んだ方が良い。
ちょっと考えただけでもやってみるべき事はいくつも出てくる事でしょう。
それを未来に持ち越さない事が富裕層のコンピテンシーです。
そして、決断をする事です。
やると決める、始めると決める、やめると決める。
何事も決断する事です。
富裕層は決断が早いです。
正誤の問題よりも決めるという事自体を大切に考えています。
私達は決定を先送りにする事が癖づいています。
この悪癖をすぐに決断するという富裕層のコンピテンシーに置き換えられると良いでしょう。
最後に金融リテラシーです。
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この記事を書いた人
ライター
佐藤大介(さとうだいすけ)
ウルトラ金融大全局長
ウルトラ金融大全の監修を務めます。
金融リテラシーを高める為、セミナー講師として活動。
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