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お金持ちは善行を行う?福はさらなる福を呼ぶ

お金持ちは善行を行う?福はさらなる福を呼ぶ

突然ですが、著者はインスタグラムのホーム画面におススメされるホームレスに善行を施す動画とか差別ドッキリの切り抜きなんかについつい目が行ってしまいます。

落ちが分かっていてもついほっこりと眺めてしまい、まんまとインスタ投稿フィードのエンゲージメントを高めているのですが、今回のコラムではお金持ちと善行と言うテーマで書いていきたいと思います。

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・ケチだからお金が貯まるんじゃないの?

「お金持ちはお金を使わないからお金が貯まるんだ」なので、金持ちはケチが多いというのは良く言われている事です。

説得力があるように聞こえますが、経験的にはお金持ちにケチは少ないです。
いや、とても少ないと思います。
逆に貧乏な人の方がよっぽどケチと言えるでしょう。
「衣食足りて礼節を知る」と言いますが、換言すれば「貧すれば鈍する」です。
レミゼラブルのジャンバルジャンではありませんが、貧窮すればパンだって盗むようになってしまいます。
それは私だって例外ではなく、人の素養や、性格とは関係なく生存が脅かされれば必死になる訳です。

貧困と犯罪率の相関性は調べなくても分かりそうなものです。
そうだとすれば貧乏な人はケチにならざるを得ません。相対的に言えば富裕層の方がケチな人は少ないという事になるのでしょう。
そうはいってもそれも極端と言うものです。
大半の人は今日食べるパンに困っている訳でもありません。

だからと言って私達は積極的に寄付や募金をしているでしょうか?
私はしていません。
それに対して富裕層は積極的に寄付をしています。
勿論善意もありますが、合理的な理由もあります。寄付は非課税です。
それどころか寄付金控除と言う税制控除が設けられています。
納税するよりも寄付をした方が、なんだか良い事したと自分の幸福度を高める事が出来ますし、どうせ納税するなら自分で寄付する先を選んだ方が納得です。
寄付なんて金持ちだけのものかと言えばそれもそうでもありません。「ふるさと納税」は私達でも出来る寄付であり、税制控除が付いてきます。

ケチだからお金が貯まるって訳では無さそうです。お金持ちは無駄な出費をしないだけのようです。
言うまでも無く、一言で金持ちと言っても所有資産も性格も様々です。
それでも傾向としてお金持ちほど無駄な消費をしません。
身につけるものを例にとってみれば、お金持ちの服や靴は高価な商品です。
しかし、靴ならリペア出来る製品を買いますから、長く使えます。
ソールを張り替えて10年履き続ける事の出来る靴を買う事でしょう。

7万円の靴を買って10年毎年1万円の修理費用をかけて履き続けると1年あたり17000円で高価なシューズを履いている事になります。
17000円の靴を1年で履きつぶすよりも7万円の靴を履いている方が豊かな気持ちになれますね。それでいて、コストはほぼ変わらないとしたらどうでしょうか?

ファストファッションを好み、シーズン毎に服を買い替えるのも、高価な製品を何年も使うのもコストはあまり変わらないかもしれません。

たとえ高価な時計をしていても、親から子へと引き継がれる製品だったらどうでしょうか?
そこには高価であるだけでなく、家族の思いも込められている事でしょう。
見方によっては価格相応の価値と言えます。

「安物買いの銭失い」と言われているように、安いものには相応の価値しかありません。お金持ちほど本質的な価値を大切にしており、価値の相対感に流されません。

普段質素で倹約をしていても家族旅行や結婚式などはお金に糸目をつけなかったりします。
それは旅行や結婚式の持つ本質的な意味合いを大切にしているからに他なりません。
家族旅行が目指しているものは家族の幸福なので、そこで出費を惜しむ必要は無いと考えます。
対して最新の流行製品を買う事は只の見栄ですから、不必要な出費だと考えるのです。

・お金持ちの消費は幸福に繋がっているかどうか。

パチンコをするお金持ちはいないとよく言われます。
理由はつまらないからなのか、得られる利益が低いからなのか色々理由はあるのでしょうが、貧乏人の娯楽である事は否めないかもしれませんね。
お金が増えるかもとパチンコをやって負けたらとてもつまらない。
当たり前の事ですが、その当たり前を受け止めるかどうかは大きな違いです。
お金持ちにとってパチンコは時間の費消に対するリターンが低い投資先です。
そして、時間の費消の挙句リターンが無いという意味の無い投資先だと考えます。娯楽として捉えるならもっと他の事をするのでしょう。

富裕層でも麻雀や将棋に夢中になっている人はいます。
ギャンブルや勝負事ならパチンコじゃなくても面白いものが他にあると考えているのかもしれません。

しかし、貧乏だと違います。
娯楽も兼ねたギャンブルとしてパチンコが合理的だとも思っています。
負けた時は遊んだだけ、勝った時はちょっとしたボーナスだと考えます。
そのお金は簡単に費消してしまい、何も残しません。
貧乏人の手にお金が降ってきても、それは失われるだけなのです。お金持ちはお金を何のために使うかを良く知っていると言えます。

それは幸福のために使うのです。

究極的には自分の幸福なのですが、子供、家族、親族、社会、それらの幸福のためにお金を使う事が巡り巡って自身の幸福に繋がると考えています。では、私達は何かそこから得られるものは無いのでしょうか?

冒頭のインスタグラムの話を例にとってみます。
インスタグラムでお勧めされるフィード、眺めている人も多いかと思います。
弱者を演じてホームレスに助けを求めるのです。
頼られているホームレスもお金がある訳ではありません。
ただ日頃、人々の助けに触れている彼らは少ないお金をさらに分けてくれるのです。
弱者を演じていた人物はおもむろに封筒を渡すと中には500ドルが入っている。

感激するホームレスとハグする、そんな動画を見たことがありませんか?ほんの一分のストーリーなのに、泣いちゃう的な、、、

見ている人はほっこりとしたやさしさに触れていいね!を送ります。作っている人はフォロワーを集めて、ビジネスや広告収入に繋げます。そして、新たなプレゼントの原資を作り、再び違うホームレスに配る事が出来る。

視聴者は間接的に弱者への寄付が出来て、主催者は適切な報酬を得る事が出来て、さらには動画作成の協力者であるホームレスにも報酬を渡せる訳です。

これってなんだか、素晴らしい仕組みに感じられませんか?一生懸命動画づくりをやっているだけで社会に幸福が連鎖していくんです。

まさにアダム・スミスのいう所の「見えざる手」です。
SNSが生んだ新しいお金の作り方と言えますよね。

「見えざる手」とは誰もが自己の利益を追求して利己的に振舞っているだけなのに、社会は合理的に最適化していくというアダム・スミスの「国富論」に出てくる考えです。

視聴者は楽しんでいるだけ、投稿者は稼ぎたいだけ、見て欲しいだけ、インスタグラムはプラットフォームを提供しているだけ、誰も必ずしも社会を良くしたいと思っている訳ではありません。

それなのに、全てが収まるところに収まっていきます。ホームレスで感動なんて視聴稼ぎの小手先のテクニックなだけと思う人もいる事でしょう。

でも、それで良いのです。
そう思う人もいればそうでない人もいる。
そう思う人からの一定のコンセンサスが得られればたとえ最初の動機が不純でもお金は巡り幸福は生まれる訳です。

・善行を行うには善意は要らない。

話を戻していきましょう。お金持ちはケチなのでしょうか?お金持ちは意味があればお金を使います。

幸福を生むのか、利益を生むのか、価値観は人それぞれですが、意味の無い消費はしません。
善意や社会福祉の精神でお金を使っている訳ではないかもしれません。

しかし、客観的に善行と呼ばれる行為にはさらなる幸福を招き寄せる効果があります。
善行は人々の感謝に変わり、そのプラスな感情はいつかどこかでどんな形かになって返ってくるかもしれません。

見返りを期待しようが、下心があろうが、善行は利益をもたらす事でしょう。
何故そう言えるのか?逆の事をイメージしてみて下さい。

負の感情を誰かにぶつけてみたり、悪行を続けていたりしたらどうなるでしょうか?
マイナスの感情が巡り巡って自分に不幸をもたらすと思いませんか?
他人の恨みを買って、良い事があるでしょうか。
ここでも感情は関係ありません。
悪意があろうがなかろうが、客観的に悪事を働けば不利益が返ってくるでしょう。
気を付けたいのは感情は関係ないという事です。

悪気が無かろうが、良かれと思ってやろうが、ある人にとって不利益であれば悪事であり、それは返ってきてしまいます。
別にスピリチュアルな話をしている訳でも、因果応報の話をしている訳でもありません。

「見えざる手」は収まるところに収斂する事を意味しています。

お金持ちになりたければ教訓を活かす必要があります。
この「見えざる手」を認めて、善行を行うのです。
お金持ちはお金持ち所以の振る舞いをします。

貧乏人は貧乏人特有の振る舞いをします。
自分がどちら側にいたいのかを考えた時、答えは自ずと見えてくる訳です。

善行を行う事は善意からでなくても良いのです。善意だろうが悪意だろうが、善行は利益をもたらし悪行は不利益をもたらします。

何故自分の意識が関係しないのか?
それは善行か悪行かを判断するのは自分ではないからです。

善悪は相対的な問題です。
実の所その判断は非常に難しいものなのです。

先ほどのホームレスの例でも人の価値観によっては善行に映らない事でしょう。
偽善を振りまいて金銭を得る事は悪であると思う人もいる事でしょう。

100%の善行などなく、100%の悪行もありません。
それでも、私達はこの「見えざる手」を知り、自分に活かす事を考えなくてはいけません。

お金持ちになりたいと人が願う時、お金持ちを知らなくてはなりません。
お金持ちを知るという事はその考え方、行動、価値観に思いをはせる事です。
お金が手に入っても失うようにならないようお金持ちマインドを持つよう心掛けていきましょう。
金融リテラシーを高めてお金に愛される人間になって下さい。

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この記事を書いた人

佐藤大介

ライター

佐藤大介(さとうだいすけ)

ウルトラ金融大全局長
ウルトラ金融大全の監修を務めます。
金融リテラシーを高める為、セミナー講師として活動。
「超一流の口だけ男」と評される氏のセミナーは非常に分かりやすく、何度も受講するファンが沢山います。
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