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金持ちの基準は資産1億円?富裕層の年収や特徴などを考察!

金持ちの基準は資産1億円?富裕層の年収や特徴などを考察!

金持ちになると、どのような気分になるのでしょうか。それは金持ちになってみないと分かりません。では、金持ちとは一体どのような人のことを対象にしているのでしょうか。

いわゆる富裕層は、総資産などで定義されています。それら富裕層について調べてみました。

今回の記事では、金持ちの基準について野村総合研究所の統計調査を参考に解説します。

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野村総合研究所の調査による金持ちの基準とは

金持ち(富裕層)とは、一体いくらのお金を持っていればそう呼ばれるのでしょうか。野村総合研究所(以下NRI)による「純金融資産保有額の階層別にみた保有資産規模と世帯数」では、富裕層の階層分けを定義しています。

富裕層とは、1億円以上5億円未満の世帯のことです。データ参照元:※1

2021年には、富裕層世帯が139万5千世帯と伝えられています。2021年6月時点の国内総世帯数は5191万4千世帯です。データ参照元:※2

2021年のデータから考えると、富裕層は国内世帯全体の3.72%になります。これを多いと判断するのか少ないと判断するのかは、受け止め方次第です。金持ちのことを富裕層と例えるのであれば、富裕層にあてはㇽ1億円以上の資産を持つ世帯が日本国内全体の約3.7%と捉えられます。ただし、2021年6月時点の状況です。時間の経過とともに割合は変化していくでしょう。

NRIの統計調査では、富裕層などのいわゆるお金持ち世帯は、2005年以降増加している共のことです。そのため、今後も増えていくことが見込まれます。参照元:※1

金持ちの階層とは

金持ちには、階層があることを知っていますか。NRIでは「純金融資産保有額の階層」として富裕層の階層と2021年の保有資産規模と世帯数を公表しています。

純金融資産保有額の階層

2021年の調査状況

超富裕層:5億円以上

9万世帯:105兆円

富裕層:1億円以上5億円未満

139万5千世帯:259兆円

準富裕層:5000万円以上1億円未満

325万4千世帯:258兆円

アッパーマス層:3000万円以上5000万円未満

726万3千世帯:332兆円

マス層:3000万円未満

4213万2千世帯:678兆円

データ出典:※1

NRIで定義する富裕層は、事業オーナーの場合が多いとのことです。その事業オーナーとは、スタートアップ起業家のことで富裕層の3分の1を占めています。富裕層に該当する起業家は、金融機関への相談のもとで事業を立ち上げていると示しています。参照元:※1

事業立ち上げを支えるベンチャーキャピタルとコーポレートベンチャーキャピタル

富裕層の事業立ち上げを支える専門機関は、金融機関だけではなく、ベンチャーキャピタル(VC)やコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)などが考えられます。

ベンチャーキャピタル(Venture Capital)

VCは、未上場のスタートアップなどに以下の支援を提供する投資会社や投資ファンドのことです。

  • 出資
  • 株式の取得
  • 経営コンサルティング
  • 経営の監視・指導

VCは、将来上場した際の株式売却による値上がり益を目的とする事業者。つまり、成長が期待できる新興企業の将来性を見極めて出資および事業支援を行います。参照元:※3

VCで組まれるファンドは、機関投資家や個人投資家、事業会社などで構成されています。

コーポレートベンチャーキャピタル(Corporate Venture Capital)

CVCは、投資を本業としない企業が自己資金でファンドを組成することです。CVCを事業とする会社は、将来的に自社との関連性が高い企業への投資を行います。参照元:※4

お金持ちの年収はいくらから

お金持ちの指標である総資産額は、NRIの統計調査により定義されています。では、お金持ちの年収には、定義があるのでしょうか。年収については、明確な定義はありません。

年収は、多ければそれだけ資産額も増えるため、定義されている富裕層の領域に入る可能性があります。しかし、個人の状況によっては、収入だけではなく支出も多ければ資産は増えないでしょう。

つまり、一概には決めつけられないため、お金持ちの年収がいくらからと定義しにくいと考えられます。そのような前置きのうえで、一般的には年収2000万円あれば富裕層とみなされているという見解もあります。年収2000万円あれば、半分の1000万円を5年間貯蓄するだけでも、単純に1億円の資産は可能です。実際には、経営コンサルタントや企業の役員、投資ファンドの管理者クラスではないでしょうか。参照元:※7

お金持ちの特徴とは

オリックス銀行のコラムでは、富裕層の特徴としてどのような習慣や共通点があるのかを伝えています。内容は、当たり前なことを5つほど取り上げていますが、もしかしたら一般人は、この当たり前ができないのかもしれません。

  • 健康第一
  • 謙虚な姿勢
  • 前向きな性格
  • 壮大な目標
  • ブランドより質を重視

引用:※5

健康第一

富裕層は、周囲からお金持ちとみられて何かとプレッシャーのかかる場合が考えられます。無理難題を押し付けられた場合、心身に悪影響を及ぼさない程度で上手な受け流しが必要です。それは、メンタルだけではなく身体も同じで、バランスの取れた生活スタイルが健康維持につながります。

謙虚な姿勢

よくお金持ちと聞くと、横柄な態度や高飛車な人をイメージするかもしれません。そのような人は、近寄りがたく逆に敬遠されることでしょう。実際の富裕層は、慢心することなく傾聴力があり、謙虚な姿勢で人と接します。謙虚だからこそ、近寄りやすくコミュニケーションも取りやすくなるわけです。その結果、お金を増やすための有益な情報やアイデアにも恵まれます。

前向きな性格

富裕層は、基本的にポジティブシンキングなタイプが多いといわれます。前向きな理由は、失敗を失敗と捉えていないからです。どのようなビジネスにも問題が発生する可能性があります。事業が順調に回っているときは、問題ありません。

しかし、立ち止まるほどの問題が発生したときの対応がその後の明暗を分けるでしょう。問題が発生し、ピンチを迎えたとしたら「与えられたチャンス」と前向きに捉えられるかが苦難を乗り越えるマインド形成の機会にもなります。

壮大な目標

富裕層は、基盤ができているだけではなく進む先を設定しなければ始まりません。自分のことを「金持ちだ、金持ちだ」と言いふらしても何も行動を起こしていなければ、その人の能力は認められないでしょう。

富裕層は、大きな目標を持ってこそ輝きます。そしてその目標に到達できれば、周囲が騒ぎ立てるでしょう。壮大な目標に向かって駆け上る姿は、周囲から見てもストーリー性があり共感を持たれます。

だからといって、壮大過ぎる目標を立ててしまえば、なかなか実現しません。壮大な目標は、階層構造に細分化して小さな成功から取り組み、積み重ねていくことが大切になります。

ブランドよりも質を重視

オリックス銀行のコラムによると、富裕層はブランドへのこだわりを持つ人が少ないとのことです。つまり、ブランドより質を重視する点が、富裕層の特徴になります。お金があれば、身の回りの装飾品を「ブランドで埋め尽くしたい」と考えるかもしれません。

ですが、富裕層は堅実的です。身の回りの衣食住に関して品質や機能性を重視します富裕層は、客観的な視点で費用対効果の高さから判断する傾向のため、理由もなくブランド品で身の回りを装飾することはないでしょう。

富裕層の見分け方

富裕層は、前述した特徴を持っていると伝えられていますが、見分ける方法はないのでしょうか。たとえば、富裕層と思わしき人が自分の資産を公開していれば簡単に見極められます。しかし、自分の資産を積極的に公開する人は考えにくいので、他の要素で見極めるポイントを紹介します。

株式会社デイリースポーツ案内広告社のコラムを参考に、富裕層の見分け方をまとめてみました。

  • 時間を無駄にしない人
  • 資産管理が徹底している人
  • 費用対効果で物事を考える人
  • 複利効果を前向きに採用する人
  • 資産形成にお金を投入している人
  • 倹約的でお金に厳しい人
  • 健康意識が高い人
  • 子どもの教育に力を入れている人

同コラムでは、これらの要素を多く持っている人は、富裕層にあてはまると判断しています。あくまでも目安ですが、複数の要因を持っていれば、富裕層に近いかもしないし、これから富裕層として成功するのではないでしょうか。参照元:※6

お金持ちのことを知ってお金とうまく付き合おう

お金持ちの定義は、千差万別です。極端な話ですが手元に1円も持っていない人にしてみれば、1万円持っている人はお金持ちと思われるかもしれません。また、資産1億円の人から見れば資産5億円の人はお金持ちと思えるでしょう。

今回定義されている富裕層は、お金持ちの目安です。肝心な点は、富裕層の立ち位置(保有資産)をどれくらい維持できるか、だと考えられます。一時的に1億円を保有するということは、宝くじに当選したような状態ともいえるでしょう。

保有している資産を運用して利益が生み出せれば、資産形成は軌道に乗るかもしれません。「お金持ちになりたい」と思ったら、お金のことを学ぶことが大切ではないでしょうか。

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【参考URL】

※1:野村総合研究所「ニュースリリース|研究・情報発信」
https://www.nri.com/jp/news/newsrelease/lst/2023/cc/0301_1

※2:厚生労働省「2021(令和3)年 国民生活基礎調査の概況」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa21/dl/12.pdf

※3:一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会「目的及び事業内容」
https://jvca.jp/about/activities

※4:野村證券「証券用語解説集」
https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ko/A02735.html

※5:オリックス銀行「超簡単!?資産1億円の『富裕層』になるための5鉄則」
https://www.orixbank.co.jp/column/article/089/

※6:株式会社デイリースポーツ案内広告社「富裕層の特徴とは?言葉の定義から見分け方や生活まで解説」
https://daily-ad.jp/column/wealthy-class-02/

※7:株式会社クレディセゾン「セゾンのくらし大研究」

 

この記事を書いた人

江戸利彰

ライター

江戸利彰(えどとしあき)

ビジネス系の記事執筆を生業として取り組むライター。
累計800記事ほどの納品を経て、現在も日々の執筆から「情報の伝え方」をブラッシュアップしています。
ソースをしっかりと取る記事作りをモットーとしており、正確な情報提供に努めています。

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