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貯蓄
【お金を貯める方法】「お金が貯まらない…」そんなあなたの解決策
「お金を貯めようと思っても、なかなかお金が貯まらない…」そういった人には、必ず原因があります。お金が貯まらない原因はさまざまですが、大きな要因は「貯蓄のコツ」を掴めていないことです。
そこで今回は、効率よくお金を貯められるようになるための5つのコツと注意事項について、詳しく解説します。「なかなかお金が貯まらない…」と悩まれている人は、ぜひ参考にしてください。
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目次
お金を貯める5つのコツ
「お金を貯めたいと考えているけど、なかなか貯まらない…」と悩まれている人の多くは、お金を貯めるための“コツ”を理解できていないケースが多いです。
なんとなく「お金を貯めよう…」と意識をしていても、自然にお金が貯まるものではありません。コツを理解し、意識することで面白いくらいにお金を貯められるようになります。まずは、お金を貯める5つのコツについて、詳しく解説します。
家計簿を付ける
お金を貯める方法の入り口として有効なのが、家計簿を付けることです。家計簿を付けるというのはとても簡単であり、「これから始めよう」と思えば誰でも簡単に始められます。
家計簿を付けることで、毎日・毎月の収支が明確になるため、普段の「無駄」が明確になり、改善点が目に見えてわかるようになります。
たとえば、毎週1週間分の買い物をしているとしましょう。ある時は、1万円でお釣りが来ていたにも関わらず、ある時は、1万円超の支払いをしていたとします。この時、家計簿をつけていれば「なぜだろう?」と思うはずです。
上記のように疑問に思い、原因を知ろうとするのがとても大切です。
原因は1週間ごとのレシートを見れば一目瞭然でしょう。物価高、調味料やお米の購入、必要のないもの(贅沢品)の購入など、原因がわかるはずです。原因がわかれば、自然と「どうすれば安く抑えられるだろうか?」といった意識に変わります。
たとえば、「スーパーAよりもスーパーBのほうが安い」や「◯曜日は〇〇が安い」、「〇〇は必要ないため、今後は購入を控えよう」など、意識できるでしょう。
上記のように、普段から家計簿を付ける癖をつけておけば、日々の無駄を発見・改善できるようになります。無駄を減らしていければ家計収支も改善され、経済的な余裕ができるため、お金を貯められるようにもなるでしょう。
固定費の見直しで収支の改善を行う
お金を貯めるためには、支出を減らす努力が必要不可欠です。そのため、固定費の見直しで収支の改善を行うことで、お金を貯められるようになるでしょう。
ある程度給料が決まっている人の場合、「これ以上の節約は厳しい。そのため、お金を貯めるのは困難である」と考える人が多いです。仮に、毎月30万円の収入があり、毎月29万円の支出があった場合、ほとんどおお金はたまりません。
数字だけ見れば「1万円は貯蓄できる」と考えるかもしれませんが、1か月で見れば誤差の範囲です。そのため、30万円の収入で29万円の支出であれば、ほぼ貯蓄は不可能です。
もし、29万円の支出のなかで「無駄な支出」と考えられるものがなければ、改善すべきは「固定費の見直し」でしょう。
たとえば、携帯代や保険料、電力会社の選択などさまざまな部分で固定費の見直しが可能です。中には、夫婦・家族全員の見直しを行うことで、数万円の改善が見込めるケースも珍しくはありません。
そのため、「これ以上の節約は無理」と考えている家庭こそ、固定費の見直しをされてみてはいかがでしょうか。
先取り貯蓄を行う
貯蓄が苦手な人は、先取り貯蓄を検討しても良いでしょう。
先取り貯蓄とは、給与収入等から毎月一定額を先に貯蓄へ回してしまう方法です。先取り貯蓄の最大のメリットが「初めからないもの」として認識できる点です。
たとえば、毎月の収入が40万円の人は、40万円を自分の生活費として利用できます。しかし、給料の振り込みと同時に5万円を先取り貯蓄(引き落とし)されていた場合、35万円がその月の生活費となります。
「初めから自分の生活費は35万円だ」「今月の給料は35万円だったから、この金額でやりくりをする」と考えることで、半強制的に貯蓄ができるでしょう。
ただ、先取り貯蓄は現在の収支がギリギリの人には向きません。たとえば、40万円の収入がある人で、支出が39万円の人であれば、先取り貯蓄を行うことで家計に影響が出ます。
そのため、先取り貯蓄が向いている人の特徴は、「あったらあっただけ使ってしまう人」です。「今月の給料は〇〇万円だ」とわかった時点で、その金額に見合った生活を送ってしまう人は、先取り貯蓄が向いています。
利用できる制度を可能な限り利用する
お金を貯める方法として意識するべきなのは、「利用できる制度を可能な限り利用すること」です。たとえば、ふるさと納税やiDeCo、NISAといった節税効果に期待ができる制度です。
ただ単に「貯蓄」にばかり目をやっていると損をしてしまいます。いかにして得しながら資産を蓄えていこうか、といった点も大切な意識でしょう。
ふるさと納税であれば、翌年に支払わなければいけない住民税の一部を住まい以外の地域に寄付することで、返礼品を受け取れます。節税効果はないものの、返礼品という“お特”を得られます。
また、iDeCoであれば節税効果に期待ができ、NISAであれば積立金に対する節税効果に期待ができるでしょう。このように、利用できる制度を活用すれば、効率よくお金を貯められるでしょう。
無理な節約をしない
お金を貯める方法として有効な手段に、節約があります。節約をすれば、浮いたお金を貯蓄に回せるため、必然的にお金が貯まっていくでしょう。しかし、無理な貯蓄をしていると必ず失敗します。
失敗の反動は大きく、散財を繰り返したり貯蓄をできない性格になってしまったりする可能性があるため、注意しなければいけません。
お金を貯めるために節約を意識するのも大切ですが、「絶対に無理をしないこと」も考えなければいけません。極端な例で見ると、食事を我慢したり外出を控えたりするのは逆効果です。
いかに食費を抑えるか、いかに費用を抑えて外出を楽しむか、といった点に意識を向けると効率的な節約ができるでしょう。
お金を貯められない人の特徴と改善点
「なかなかお金が貯まらない…」と悩まれている人は、その原因を知ることで対処できる可能性があります。次に、お金が貯まらない原因と改善点について詳しく解説します。
「なぜかお金が貯まらない…」と考えている人
「なぜかお金が貯まらない…」と考えている人は、自分自身でお金が貯まらない原因を理解していない人です。お金が貯まらない原因がわからない理由は、収支管理ができていないためです。
毎月決まった収入の中で、何にお金を使っているかわからないため、「なぜかお金が貯まらない」という現象になります。そのため、こういった人は、家計簿を付けることから始めてみましょう。
家計簿を付けることによって、自分の改善点が目に見えてわかるようになります。たとえば、「一般的な家計と比べて、食費が多い。なぜなら、外食が多いから」など、今まで知ることができなかった具体的な問題点が可視化されます。
可視化された問題点を解決していければ、家計に余裕ができて無理なくお金を貯められるようになるでしょう。
目標を定められていない人
何のためにお金を貯めているのかわからない人は、突発的なことがあったときにお金を使ってしまい、結局お金がたまりません。
たとえば、なんとなくお金を貯めようと考え、数万円〜数十万円貯まったところで欲しいものがあったとしましょう。このとき「今、〇〇万円あるから買える」と考え、購入してしまうことがあるかもしれません。
しかし、お金を貯めている明確な目標があれば、「今は〇〇のためにお金を貯めているため、このお金は使えない」と考えられます。結果的に、お金を貯められるようになるでしょう。
つまり、お金を貯める際は、「いつまで」に「いくら」必要なのかを明確にしておいたほうが良いです。
収入が低くて貯蓄ができない人
現在の収入が低くて貯蓄をする余裕がない人は、前提として無理をしてお金を貯める必要はありません。まずは、自分の目の前の生活を大切にした上で、今後、余裕ができた場合はお金を貯める方向で考えましょう。
ただ、家計収支の見直しを行う中で、改善できる部分がないか?を確認するのはとても大切です。日々の確認で、無理のない範囲で余裕が生まれるようであれば、貯蓄に意識を向けてみても良いかもしれません。
なお、元々低収入でやりくりをしている人は、いわゆるやりくり上手です。そのため、収入が増えれば資産形成をうまくできる人も多いです。そのため、余裕があるのであれば、今以上に収入を増やす方法を検討してみても良いでしょう。
【理想と現実】〇〇歳でいくらの貯蓄があれば良い?
最後に年代別の理想の貯蓄額と現実的な平均貯蓄額についてそれぞれ解説します。今後、お金を貯めていく際の参考にしてください。
20代〜30代の理想貯蓄額と平均貯蓄額
理想の貯蓄額は、年収の10%〜20%であると言われています。厚生労働省の令和4年賃金構造基本統計調査の概況によると、20代〜30代の平均年収は約266万円です。そのため、理想貯蓄額は年間26万円〜52万円程度です。
仮に、20歳から39歳までの20年間、上記金額を貯蓄できていたと仮定した場合、520万円〜1,040万円程度の貯蓄がある計算です。
しかし実際の平均貯蓄額は、29歳以下(20代)で245.1万円、39歳以下(30代)で717.8万円です。平均すると約484万円であるため、この金額程度の貯蓄があれば十分であると考えられるでしょう。
参考:令和4年賃金構造基本統計調査の概況|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2022/dl/13.pdf
参考:2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa22/dl/14.pdf
30代〜40代の理想貯蓄額と平均貯蓄額
30代〜40代の理想貯蓄額を平均年収から算出すると、年間32万円〜64万円です。そのため、この年代間で640万円〜1,280万円程度のお金を貯められると良いでしょう。
また、この年代の平均貯蓄額を見ると約821万円です。この年代になると、子どもの教育費やマイホームの購入など、大きな支出が重なるケースが多いため、これまでに貯めたお金を使う機会が多くなります。
参考:令和4年賃金構造基本統計調査の概況|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2022/dl/13.pdf
参考:2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa22/dl/14.pdf
40代〜50代の理想貯蓄額と平均貯蓄額
40代〜50代の理想貯蓄額を平均年収から算出すると、年間35万円〜70万円です。そのため、この年代間で700万円〜1,400万円程度のお金を貯められるのが理想です。
一方で、この年代の平均貯蓄額の現実は1,087万円です。
他の年代と比較すると、働いている期間や貯蓄期間が長いため貯蓄額が高額になります。
参考:令和4年賃金構造基本統計調査の概況|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2022/dl/13.pdf
参考:2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa22/dl/14.pdf
60代以上の理想貯蓄額と平均貯蓄額
60歳を超えると、定年退職等で収入が減ります。一方で、生活費などの支出が発生するため、この年代で2,000万円程度の金融資産を有していることが理想です。しかし、平均は1,652万円の貯蓄額と理想には届きません。
これらのことからもわかるように、理想と現実は異なります。理想の貯蓄額を目標にすることは良いものの、現在の生活を無下にしてまで将来を考える必要はないでしょう。
まとめ
今回は、お金を貯める方法について解説しました。
お金を貯めるためには、目的を持って無理のない範囲でコツコツと貯めていくことが大切です。無理をしたり何ら目的を持たずに貯蓄をしたりしていると、必ずどこかで失敗します。
また、これまで貯蓄をしようとしてもうまくいかなかった人は、今回解説した5つのコツをもとに再挑戦されてみてはいかがでしょうか。きっと、うまくいくことでしょう。
この記事をきっかけに金融リテラシーを高めてより良い手段の参考にして頂ければ幸いです。
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この記事を書いた人
ライター
ウルトラ金融大全編集部(うるきんへんしゅうぶ)
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