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貯蓄

話題の金投資を徹底解説!金投資の種類やメリット・デメリットも!

話題の金投資を徹底解説!金投資の種類やメリット・デメリットも!

金価格が過去最高値を付けたことで、金投資が話題となっています。
金投資をおこなう人も増える傾向にあるのですが、一言に金投資と言ってもさまざまな方法があるので、それぞれの特徴をあげていきます。

金価格が上がる要因や、金投資のメリット・デメリットもあげていきますので、金投資に関心のある方はぜひ熟読してみてください。

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とうとう最高値をつけた金価格

金価格がここ数年、上昇し続けています。まずは直近約8年間の金価格の動きをチャートでご覧ください。

引用:おたからや 金の過去10年間の価格・相場推移https://www.otakaraya.jp/gold/souba/10years/

2013年ごろ、1gの価格が約4,000円で、2018年まで4,000~5,000円あたりを推移していましたが、その後、右肩上がりで上昇を続けて、2023年にとうとう1万円を突破しました。

過去も何度か急上昇を演じることのあった金価格ですが、価格が1万円を超えることは今回が初めてとなります。

金価格の変動要因

金の価格は何が要因となって動くのでしょうか。これを知ることは、今後の金投資の参考になります。

インフレ懸念の台頭

インフレとは、モノの価値、すなわち物価が上がることをいいます。
それを逆に考えると貨幣価値が下がることを意味します。

金は物価が上昇すると連動して上昇する性格を持っています。
そして金は世の中のモノの中で最も信用のある兌換金属の一つです。

物価上昇時には、貨幣価値が下がることを嫌気して、現金を金に換えてインフレに備える動きが活発になるのです。大事な資産価値を下げないための対策として多くの人が金投資をおこない、その結果金価格の上昇が起きます。

有事の金買い

世界的な戦争が起きる時、資産を安全なモノに換えておこうとして金を購入する動きが多くなります。俗に言う「有事の金買い」です。テロや戦争が起きる時は、金価格が上昇しやすい傾向にあります。

新興国の金買い

ここ数年で新興国である中国やインドが活発に金を購入しています。
これらの国の個人の富裕層が宝飾品として、そして投資対象として多くの金を購入しているのです。

これらの需要は増加傾向にあり、金価格の上昇要因となっています。他にも新興国の中央銀行が外貨準備高の分散を目的として金の所有を増やしている事も併せて上昇要因となります。

金の産出減

旺盛な需要に対して金の産出量が減っており、需給のバランスが崩れて金価格が上昇している側面があります。
金の採掘で有名な南アフリカでは、金の埋蔵量の減少にともない採掘条件の悪化やストライキなどが起きて産出量を減らしています。

そして現在は、中国が世界最大の金の産出国となり一時は産出量が増加していましたが、現在は減少傾向にあります。

円安

金は世界的には米ドルで取引されています。その金を日本で取引する際、為替相場が影響するのです。
海外から日本にモノを輸入する場合、為替レートによって取引価格が変動します。

為替が円安になると、円高時と比較してモノの値段が高くなるのです。
たとえば、1個のリンゴがアメリカで1ドルするとします。これを日本に輸入する場合、1ドルが100円の時だと、リンゴは100円で購入出来ます。
しかし、1ドルが150円になると、リンゴは150円払わないと購入できなくなるのです。

金価格も同じように、アメリカでは金価格に変動がなくても、為替相場の変動により、日本で購入するときは高くなったり、安くなったりします。

金投資の種類

金投資といっても、さまざまな種類の投資方法があります。どのような投資方法があるのかみていきましょう。

純金積立

純金積立は、少額から金を購入出来ることで人気があります。毎月、定期的に積み立てていくのですが、その積み立て方法には種類が2つあります。

  • 定額積立:毎月、一定の額を積み立てていく方法です。金価格が変動するのに対して積み立てる金額が毎月一定なので、購入する口数がそのたび異なります。
    金価格が安い月は購入口数が増えて、金価格が高い月は購入口数が減ります。
    それにより1口あたりの購入単価を下げることができるのです。この投資法を「ドルコスト平均法」といいます。
  • 定量積立:毎月、一定量の金を購入していく方法です。金価格は日々変動しているので、積立を行う都度、購入金額が変わります。

純金積立は、貴金属メーカーのほか、銀行や証券会社でもおこなえます。

そして、積み立てた金は、金の現物で引き出したり、ジュエリーなどへ等価交換したりできます。現金で引き出すことも可能です。

金地金・金貨

金を現物で所有する方法です。それぞれの特徴を紹介します。

  • 金地金:いわゆる「金の延べ棒」です。
    またの名を「ゴールドバー」や「インゴッド」といいます。1,000グラムからの取引が一般的ですが、500グラム未満のものだと手数料がかかります。
    貴金属メーカーや地金商、商社などで購入できます。
  • 金貨:発行元や国、年によりデザインが異なるという凝った金であるため、金地金よりg単位の価格が高い傾向があります。貴金属店や宝石店などで購入可能です。

それぞれ現物で所有するため盗難や紛失のリスクがあります。これを防ぐため、自宅に厳重な金庫を置いて保存するか、銀行の貸金庫の預けておくかなどする工夫がいるでしょう。

金投資信託

金に関連する銘柄に投資する投資信託があります。投資信託とは、不特定多数の投資家から集めたお金を資産運用会社のファンドマネージャーと言われる「運用のプロ」が、あらゆる銘柄に分散投資する金融商品です。

投資信託には、各商品ごとにテーマがあり、それに関連する株式や債券に投資します。たとえば、「高配当株ファンド」という投資信託の場合、東証に上場していて、配当利回りの高い企業を運用のプロがピックアップして分散投資するといった形です。

そして「金」でテーマとして投資信託があり、金にほぼ連動するため人気があります。投資信託は少額から購入出来るため、金投資の未経験者でもはじめやすい商品となっています。
ただし、購入時に購入手数料がかかるだけでなく、所有するだけで信託報酬という手数料がかかるので注意が必要です。

【三菱UFJ純金ファンド のチャートなど概要】

引用:三菱UFJアセットマネジメント 三菱UFJ純金ファンドhttps://www.am.mufg.jp/pdf/geppou/251065/251065_202309.pdf

金ETF

「ETF」は上場投資信託の愛称です。ETFも投資信託の一種ですが、通常の投資信託と異なり、証券取引所に上場しています。ですので、株式と同様の取引がおこなわれます。通常の投資信託は1日に1度しか価格の見直しがおこなわれませんが、ETFは、証券取引所の取引時間中、常に価格が変動するという違いがあります。

金ETFは、金価格と連動する設計がされており、金を購入した場合と同じ効果が得られます。手数料も通常の投資信託より割安なのでコストパフォーマンスが必然的に高くなります。

【金ETF(純金上場信託)のチャート】

引用:日本経済新聞 純金上場信託https://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=1540&ba=1

金先物取引

「先物取引」は、決められたそのモノの受け渡し期日までに、受け渡し金額を約束させる取引です。
そして、その期日までなら、自由に売買できます。
受け渡し期日までに受け渡し金額を約束させることが先物取引の基本的な取引ですが、一般的には、大きな価格変動を利用して売買をおこない利益を得る投資目的での取引がほとんどです。

先物取引の大きな特徴として、相場が下がると思ったら、売りから入れることが挙げられます。
売りから入り、相場が下がったタイミングで買い戻すとその価格差分が利益となります。

そして、取引業者へ預けた資金の何倍もの金額を取引できることも大きな特徴です。
先物取引は価格変動が大きいので、利益が短期間で得られやすいですが、損失も短期間で被る可能性を秘めています。

金投資のメリット

金投資には、大きなメリットがあります。どのようなものがあるのか見ていきましょう。

世界共通の価値

金は世界共通の価値があります。
国によって違う貨幣と異なり、金は世界中で同じ価値を共有できる、世界中で容易に換金できる資産です。

そして、限りある資源で、需要が高いので価格が上昇傾向にあります。

インフレに強い

金はインフレに強い資産として知られています。インフレになると貨幣価値が下がるので、金を購入してインフレヘッジをおこなう投資家が多く、買いが買いを呼んで金価格が上昇していくことがあります。

信用力がある

金には絶大な信用力があります。そして世界中でその認識が共有されていることも大きな特徴です。

各国の信用のある公的機関が発行する貨幣でも、国の信用力が下がると貨幣の信用も下がっていき、紙くずにまでなる可能性があります。しかし金にはそのような心配がありません。

そして腐食や経年劣化で価値が下がる心配もないので、長期間保有していても安心して所有できます。

金投資のデメリット

そして金投資にはデメリットもあります。

盗難・紛失リスクがある

金は現物資産です。金地金や金貨などは、購入すると自身で管理しなければなりません。自宅などで保管している場合、盗難に遭ったり紛失する可能性があります。

そのようなことが起きないように銀行の貸金庫などに保管しておくなどの対策も必要となるでしょう。そして、投資信託やETFなどは現物として所有することがないので、盗難・紛失リスクはありません。

インカムゲインがない

金は価格上昇によって売却すると得られる「キャピタルゲイン」はあるのですが、利息や配当金といった「インカムゲイン」がありません。

ほかに投資目的として人気がある株式や債券などには、配当金や利息があるのですが、金はそのように所有しているだけで得られるものがありません。

手数料がかかる

金投資は、さまざまな方法がありますが、いずれの方法でも手数料がかかる可能性があります。
金地金などの現物所有の場合、500グラム以下だと手数料がかかったり、投資信託やETF、先物取引では、購入手数料などがあったり、純金積立も販売元によっては、手数料がかかります。

まとめ

今回は金投資に関する情報をまとめてみました。
金は人気の投資商品として直近で過去最高値を記録するほど活気があります。

金が価格上昇する要因となる、需給のアンバランスさや、戦争による有事、インフレ、円安などが現在一度に発生しており、金価格が上昇しているといえます。

金にはさまざまな投資方法があり、それぞれ特徴があるので、自身の投資スタンスに見合ったものがあれば、その投資法をおこなってみるのもよいでしょう。

金投資にはメリット・デメリットがあるので、それらを理解して上手に金投資をおこないましょう。

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この記事を書いた人

ウルトラ金融大全編集部

ライター

ウルトラ金融大全編集部(うるきんへんしゅうぶ)

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