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お金持ちになるために必要な3つのこと
筆者は、金融業界にいるからか、それともお嬢様ばかりの女子大に通っていたからか、不思議とレベチなお金持ちに出会う機会が多いです。
いわゆる、「実家が太い」タイプもいれば、成り上がってお金持ちになったタイプもいます。
仕事でもプライベートでも、結構な人数のお金持ちと一緒に仕事したり遊んだりなどしましたが、「お金持ちになる人って似てる~」と思うことがかなりありました。
お金持ちの思考は常に似ています。
以前書いたこちらの記事【https://urukin.com/874-2/】では、お金持ちに共通することを書きましたが、今回はお金持ちになるために必要なことを書こうと思います。
ぜひ、お金持ちになりたい方は参考にしてみてくださいね。
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疑い深くあれ
「へー!お金持ちになるやり方があるんだー!楽してお金持ちになれるなんてラッキー!」
こう思ってしまう方は非常に危険です。
謎の情報商材に1万円つぎ込んで、何にもならずに撤退し、また新しい情報商材を買ってしまうでしょう。
本を買った方が圧倒的に安く確実で、学びが多いにもかかわらず、なぜか情報商材を買ってしまいます。
「養分」と言われていることに気付かず、謎のオンラインサロンに入会し、「これをやるだけで○○になれる!」を心から信用して大失敗を繰り返します。
そもそも、サロンメンバー全員に配信していることを全員がやったら、情報の価値が低くなり成功率も減るのに、なぜだかそれに気づかないのです。
TwitterもといXで、筆者がめちゃくちゃよく目撃するやつですが、永遠に無くならないのが悲しいところですね。
一方でお金持ちは、人の言うことをそのまま信じません。
もちろん、その場で否定するようなことはしないでしょうが、手に入れた情報を鵜呑みにせず、必ず自分で正否を確かめます。
何なら、学者か?くらい突き詰めます。
思考の幅が広く、深いのです。
筆者の友人の一人であるレベチお嬢様は、とにかく自分で調べないと気が済まず、筆者が適当な知識を披露すると、必ずその真偽を自分で調べ、何なら筆者よりも詳しくなっていました。
側で見ていて、凄いなぁと感心したものです。
彼女は今、フランスで研究者をしています。
女だてらにとんでもない出世をしていて、かなり稼いでいるようです。
経営者の方、士業を生業としている方、大企業の幹部など、これまであってきたお客様や友人、先輩方はみんな等しく疑い深い性格でした。
与えられた情報をいったん自分の脳内で反芻し、それが正しいかを見極めるまで、安易に結論は出しません。
お金持ちのお客様に保険の話をするときは、いつも相当念入りに準備しました。
かなり突っ込んだ質問をされるからです。
当てずっぽうで答えることを最も嫌うため、不明点があれば分からないと素直に伝え、確実な情報を与えないと強めのクレームをもらったりします。
私は数々のお金持ちに鍛えていただき、今でも心から感謝している次第です。
このように、お金持ちはすぐに人や情報を信じません。
お金持ちになりたいなら、何でもすぐに信用せず、知識と情報を増やして多角的な視点から判断することが必要です。
柔軟で穏やかであれ
これだけ聞くと、「お金持ちってめんどくさ!」「性格悪そう」と思うかもしれません。
ところが、様々な知識があるため思考が柔軟で、寧ろ非常に穏やかな人が多いです。
「金持ち喧嘩せず」はまさにその通りですね。
「お金持ちは柔軟で穏やかだ」と感じたエピソードがあります。
以前の会社での出来事です。
ちょっと長くなりますが、ぜひ思い出話にお付き合いください。
あれは、取引先の女性経営者と懇意になることを目的とした、会食でのことです。
その女性経営者は、コスメの会社を経営しており、会社は飛ぶ鳥を落とす勢いで急成長を続けていました。
業界でも有名なやり手社長で、その頭のキレと手腕は一目置かれた存在です。
彼女は非常に多忙なため、会食や飲み会などには滅多に参加しません。
しかし、たまたま会食に参加できるという奇跡の日がありました。
主要な上司全員が本社に呼び出される、全体会議の日です。
不運は重なるもので、社内ではインフルエンザが大流行しており、部署内で参加できるのは2人だけ。
不幸にも参加できる状態となったのは、ポンコツ新人の筆者と、やや女性蔑視感がある男性課長。
やらかし組として有名な2人で、絶対に会食向きではありません。
部長が必死で日程を調整しようとしましたが、それは叶いませんでした。
苦肉の策で、最初の30分だけ筆者と課長が対応し、少し遅れて部長が合流する流れとなりました。
本来、会食に誘った方が遅れてくるなんて考えられません。
しかし女性経営者は、「私がご無理を言ったので」とにこやかに受け入れてくれ、人柄の良さが伺えました。
会食当日、「絶対にやらかすなよ!」ときつく言い含められた筆者は、緊張の面持ちで会食に参加しました。
どうなることかと不安に思っていましたが、女性経営者の魅力的な人柄のおかげですぐに緊張がほぐれました。
機知に富んでいてユーモラス、そして笑顔を絶やさない女性で、同性の筆者でも惚れてしまうくらい素敵です。
あと10分で部長がやってきます。
筆者はほっと胸をなでおろしました。
(良かった…耐えきった…!)
ところが、課長の一言で一気に場が凍ってしまったのです。
「いや~やはり○○さんは素晴らしいですねぇ。援交だの風俗だので働いているその辺の女とは、一味も二味も違います!」
そんなこと言う?
褒めたつもりなのでしょうが、全く褒められた気になりません。
それどころか、近頃の女はどうたらこうたらと、講釈を垂れ始めてしまい収集がつかなくなりました。
課長は、女性経営者の顔が若干引きつったことに気付いていないようです。
「や、やめろーーーーー!!!!!」
叫びだしたくなるのを必死でこらえた結果、「み」という謎の単語だけが口をついて出てきました。
多分、ちょっと泡を吹いていたはずです。
それくらい筆者は気が動転していました。この会食という名の商談は上手くいかないどころか、クレーム案件に進化したのです。
しかし、相手の女性経営者は顔色一つ変えずに、こう答えました。
「あら、そうかしら?どちらも高いコミュニケーション技術が必要ではないですか?」
こんな風に切り返されると思っていなかったのか、課長は呆気にとられた表情で、何やらもにょもにょ言っています。
凛とした佇まいを崩すことなく、飄々とお酒を飲む女性経営者。
筆者は2人の表情をきょろきょろ見つめることしか出来ませんでした。
その後、5分と経たずに部長が登場。
何かを察したのか、「少々失礼いたします!すぐに戻ってまいります!」と笑顔を浮かべ、課長を連れてどこかに拉致していきました。
部長が戻ってくる5分程度の間、女性経営者の方と二人きりになった筆者は、冷や汗でびしょびしょの前髪をお手拭きで撫でつけ、震える声で謝罪します。
しかし彼女は、「お疲れ様」とほほ笑んでくれました。キューピッドに射抜かれたかと思うくらい、女性経営者の男気に惚れ込んでしまった筆者。
部長が戻り、再度謝罪されたときも、「何のことか見当もつきません」風の態度を貫いていて、かっこいいったらありませんでした。
その後、筆者はその女性経営者になついてしまい、今もお付き合いがあります。
彼女はいつも「見た目とか、職業とか、その人の置かれている状況とか、そんなもの仕事に何一つ関係ない」と語っており、彼女の職場には様々な女性が集まっています。
全身入れ墨とか、常にミニスカートとか、ド金髪の方など、癖強めな方々が働いているのですが、とてつもない業績を叩きだしていて、流石としか言いようがありません。
離職率もかなり低く、人手不足とは無縁です。
彼女の会社は、これからもドンドン大きくなっていくことでしょう。お金持ちは、柔軟で穏やかです。
すぐキレたり、文句ばかり言ったりしないし、人を差別したりしません。
お金持ちになりたいなら、懐深く、一つの考え方に固執せず、いつも柔軟に生きていく必要があるようです。
当たり前のことを当たり前にできる人であれ
SNSでよく見るキラキラインフルエンサー系のお金持ちは、皆さん派手なブランドバッグに身を包み、毎日のように高級シャンパンのボトルを開け、高い車に乗っています。
それも一つのお金持ちの形なのでしょうが、筆者が見てきたお金持ちはかなり地味で真面目です。お仕事でお付き合いがあったレベチお金持ちの方々は、総じて朝早く起きてランニング・筋トレ・もしくはヨガをし、朝ごはんをしっかり食べて仕事を開始します。
夜も出来るだけ早い時間に帰宅、就寝します。時間があれば本を読み、バランスの良い食事を心がけ、煙草は吸わず飲酒も控えます。
お金持ちは、自分の存在にかなり大きな価値があることを知っています。もし自分に万が一のことがあれば、会社が傾くからです。ですから、一番の資本である「身体」を最も最良の状態にするため、毎日のルーティーンをほぼ崩しません。
若干話は逸れますが、YouTubeを見ていたら、おすすめにOWNDAYSという眼鏡メーカーの社長、田中修治氏の公演が出てきました。
タイトルに、「誰でも願いが叶う秘密の方法」と書いてあったので試しに見てみると、
「朝早く起き、バランスの良い食事をして、運動をして、早く寝る」
「できないことをやろうとするのではなく、できることを毎日続ける」
「子どもに注意していることと同じことを、自分も心掛ける」
こんな感じのことをおっしゃっていたように思います。実は筆者、以前に港区にビルを5つ保有するトンデモお金持ちなお客様から、同じことを言われたことがあったのです。
特別なお金持ちだったので、特別な秘訣があるもんだと思い、お金持ちになる秘訣とは何かを聞きました。
しかし、めちゃくちゃ当たり前の答えが返って来て、拍子抜けしたのをよく覚えています。
こんな感じです。
「おやつを食べ過ぎない、好き嫌いしない、早寝早起きをして、良く動く。無駄遣いはしない。」
「遅刻はしない。約束は守る。嘘はつかない。間違ったことをしたら謝り、ありがたいと思ったら感謝を伝える。」
「これを毎日やるだけだ。子どもに注意することを、自分にも言い聞かせているんだよ」
当時の筆者は「なんだ、そんなことかよ」と思いましたが、それがとても難しいことなのだと今ならよく分かります。
筆者は今、「私は夜頑張ってコラムを書いているんだから!」という謎理論を発動し、23時だというのに蒙古タンメンのカップ麺を食べ、大変後悔しています。
あのビル5つ所有のお客様ならとっくに寝ている時間ですし、絶対にやらない所業ですね。
お金持ちになりたかったら、当たり前のことを当たり前に続け、日々節制するまじめさが必要になります。
誰でも出来ることを、誰でも出来ないくらい継続することが、お金持ちになる秘訣なのです。
お金持ちは特別なことはしていない
お金持ちは、元々特別な能力があって、運も強く、恵まれた家庭で育っていると思っていませんか?
筆者も沢山のお金持ちに出会うまでは、同じように考えていました。
確かに、いわゆる「実家が太い」タイプのお金持ちもいましたし、もちろん能力が元々高かったであろう方もいました。
それは事実ではあります。
しかし、彼らが「自分の持てる才能を最大限に引き出す努力をしたこと」と「その努力を常に継続していること」の2つの方がはるかに重要です。
人は誰しもなにがしかの特別な才能があり、その才能にいち早く気付いてそこを伸ばすことができれば、大抵のことはうまくいきます。しかし多くの人は自分の才能に気付かないし、気付いていたとしても努力をしない、もしくは努力を継続できません。
大半は、どこかでドロップアウトして人のことを妬むようになり、「昔に戻りたい」とか「こんなはずじゃなかった」と思うことになるのです。
お金持ちはみんな、人のことを妬むことはしません。羨むことはあっても、それを超えられるような努力をすることに腐心します。
ですから、お金持ちになりたければ、他人など気にせずただ毎日を大切に生きるのが正解だと気付いた今日この頃です。
「やらなければならないことを全力で行い、自分にも他人にも誠実にしてさえいれば、後で必ず結果がついてくるのだ」と、成功者は口をそろえて言います。
一足飛びにお金持ちになる方法なんてなく、毎日やり続けた結果、いつの間にか成功していたという方が正しいのでしょうね。
貴方も、お金持ちになるためにまず何か一つ、始めてみてはいかがでしょうか。筆者もこんな偉そうなことを書きましたので、夜中のカップ麺とポテトチップスを封印する所存です。
ともに、お金持ちへの一歩を踏み出しましょうね。
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この記事を書いた人
ライター
齋藤佑美(さいとうゆみ)
複数の大手メディアでコラムを執筆する2児の母。
FP上位資格のAFP、生命保険協会認定FP資格であるTLC取得。
女性に寄り添ったコラムが好評を得、週刊女性にて記事の監修を行う。
お金の知識や現場の体験を踏まえた記事に定評がある。
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