ウル金ムービーはこちら

公開日:

その他

【ハリーポッター】魔法界のお金の価値を考える

【ハリーポッター】魔法界のお金の価値を考える

ハリーポッターといえば、小説はベストセラー、映画は全世界で興行収入が1兆円を突破した人気シリーズです。

完結から数年がたった今も根強いファンが多いのですが、としまえん跡にハリーポッターのテーマパーク、「ワーナー ブラザース スタジオツアー 東京 メイキング オブ ハリーポッター」ができ、ハリーポッター熱が再び過熱しつつあります。

そんなハリーの暮らす魔法界、魔法ですべて解決できるのではなく、マグル(人間)の世界と同じように「通貨」が存在していますね。魔法界のお金の価値はマグルの世界に対してどれくらいなのでしょうか。

本記事では魔法界で売られている商品などお金にまつわる情報について詳しく紐解いていきます。

ウルトラ金融大全が動画で見れる!
お金の事が分かる!増やせる!無料動画が公開中!

魔法界の通貨

魔法界では使用されている通貨にはどのようなものがあるのでしょうか。また、マグルのお金に換算するとどれくらいの価値になるのかを解説します。

魔法界のお金の価値を日本円に換算

ハリーポッターの本書内で魔法界の通貨がどれくらいであるかの明記はされていません。しかしJKローリングによると、1ガリオン=約5ポンドであると記者への取材時に語ったという情報がありました。

またハリーポッターの別書である「幻の動物とその生息地」書籍上でのダンブルドアの前書きでは「3400万872ガリオン= 1億7400万ポンド」であるとの記載があります。こちらも計算してみると1ガリオン=5ポンドであることが分かります。

2023年7月時点で1ポンドは183円ですので、1ガリオンは約915円になるのです。

魔法界のお金の種類 

魔法界で使われているお金は金貨のガリオン、銀貨のシックル、銅貨のクヌートの3つの硬貨で紙幣はありません。このことはハリーの親友であるロン・ウィーズリーの父親がマグルの紙幣を見て物珍しがっていることからも分かります。

また魔法界の硬貨を交換した場合、「1 ガリオン = 17 シックル = 493 クヌート」「 1 シックル = 29 クヌート」となります。つまり、魔法界の通貨を日本円に換算すると「1ガリオン = 915円、1シックル = 53.8円、1クヌート = 1.8円」という計算にできるのです。

ちなみにガリオン、シックル、クヌート硬貨が流通しているのはイギリスの魔法界であり、気にや地域によって気にや地域によって異なります。

魔法グッズっていくら?

それでは魔法界で売られている商品や給料など、具体的な値段をみていきましょう。意外とリーズナブルなものからびっくり価格まで盛りだくさんですよ。

魔法グッズ

・ハリーの杖…7ガリオン(6,405円)
・ハリーの箒ファイアボルト…何百ガリオン(457,500円~823,500円?)
・万眼鏡…10ガリオン (9,150円)
・黒と金色の長い羽ペン…15シックル2クヌート (810円)
・スリザリンのロケットのバークスでの買取価格…10ガリオン(9,150円)

ハリーはホグワーツ入学前にハグリットと「魔法に関するものがすべてそろう街」、ダイアゴン横丁で買い物をしています。ハリーがその際に購入したドラゴンの心臓の琴線が入ったイチイの杖は6,405円です。

基本的に壊れない限り一生使い続けるものなので、それを考えると安く感じますね。事実、ヴォルデモートはオリバンダーの店で学生時代に購入した杖(ハリーとドラゴンの心臓の琴線が同じ兄弟杖)を最終話まで使い続けていました。

また、ハリーの特技のひとつがクィディッチですが、その際の必需品が箒です。学校の授業で使う箒は練習用として学校から貸し出してもらえますが、クィディッチ選手は自分にあった箒を私物で使う必要があります。

初期の箒、ニンバス2000はグリフィンドールの寮長であるマクゴナガル先生からのプレゼントでしたので、費用はわかりません。ニンバス2000が壊れた後は、世界最速を誇るといわれるファイアボルトがシリウスによってプレゼントされました。

このファイアボルトはプロ選手も使う最高級品なので、何百ガリオンもすると言われています。

ホグワーツ関連

・学費…無料
・教科書「上級魔法薬」…9ガリオン(9,526円)
・S.P.E.Wバッジ代…2シックル(107円)

魔法学校はその能力のあるものに広く門戸を開いているので、授業料はかかりません。イギリスの魔法学校はホグワーツしかないので、国立学校として魔法界から補助金が出ているのかもしれませんね。

しかし、学用品は入学・進級前にふくろう便から届いた用紙に記載されている教科書などをダイアゴン横丁で購入する必要があります。

そんな中上級生用の魔法薬学の教科書は1冊何と9,526円!ホグワーツでは1年生の必修科目は7つ、2年生では最低9科目を受講します。

その他各学年の必修科目数は明言されていませんが、優秀なハーマイオニーのように多くの科目を選択して受講している生徒もいるでしょう。

このように考えると、1年生で約66,000円、2年生以降では約85,000円もの教科書代が必要で、7年生まで通うとその総額は何と576,000円!。

この他にも制服や先ほど紹介した杖、大鍋など学校に必要なものは盛りだくさんです。いくら学費が無料とはいえ、ホグワーツで学ぶにはかなりの費用がかかることが分かります。

しかし、経済状況によってはこれらの物資を揃えることができない学生もいるでしょう。かつてトム・リドル(ヴォルデモート)が孤児院にいた際に、ダンブルドアが学用品を買うための資金を渡している描写があります。

これは経済的に困窮している生徒のための支援基金で、慈善同窓生からの寄付でまかなわれています。こうした制度があることによって、魔法の能力がある人は誰でも平等にホグワーツで学ぶことができるのです。

 魔法薬とその材料 

・ユニコーンの銀色の角…21ガリオン(19,215円) 
・コガネムシの目玉 1さじ…5クヌート(9円) 
・バルッフィオの脳活性秘薬 闇取引価格…12ガリオン (10,980円)
・アクロマンチュラの毒 半リットル…100ガリオン(91,500円) 

魔法薬学では多くの魔法材料を使用します。
基本的に魔法薬学に使われる材料は高価なものが多いようです。特にアクロマンチュラと呼ばれる大変大きな毒蜘蛛の牙から採取される毒は500mlで9万円近くもの値が付きます。

スラグホーン先生が葬儀の際中にもかかわらずこっそりと毒を採取したくなる気持ちがわかりますね。

屋敷しもべの賃金 

・ドビー 週給… 1ガリオン (915円)
※ダンブルドアの提示は週給 …10ガリオン(9,150円)
・ウィンキー 無給

しもべ屋敷妖精は魔法使いや魔女の家に仕える魔法生物です。多くの場合、由緒正しい旧家や豪邸に仕えていることが多く、家の下働きからご主人の命令をこなす、とても忠誠心の高い生き物です。

基本的に仕えている家から離れることはできず、無給で働いていますが、ドビーは自由なしもべ屋鋪妖精で、自ら進んでホグワーツで働いています。そのため労働の対価として給与をもらっていますが、月給に換算するとなんと3,660円!

とても薄給ですね。もともとしもべ屋敷妖精には給与という概念がないので、額に関わらず「給与がもらえる」ということ自体が嬉しいのかもしれません。ちなみにウィンキー(原書のみ登場)はホグワーツにもともといるしもべ屋敷妖精なので給与はありません。

クィディッチの観戦料金 

・ワールドカップチケット…2枚で1ガリオン(915円)

クィディッチは魔法界ではとても人気なスポーツです。
クィディッチのワールドカップはマグルの世界でいうと、サッカーのワールドカップといったところでしょうか。
サッカーのワールドカップの場合、決勝戦だとチケット代は何万円もすることがありますが、クィディッチのワールドカップは1枚あたりなんと457円です。
桁が違うのでなないかと驚くほど安価ですね。

サッカーのワールドカップは観戦席数が決まっているのに対し、クィディッチのワールドカップでは観戦席数は魔法によって無限に増やせるのかもしれません。
そうするとチケットのプレミアがつきにくく、安く購入できるということも考えられます。

魔法界のグルメ 

・バタービール 1本…2シックル(107円)
・ホットチョコレート 1杯…2シックル(107円)

ハリーたちがホグズミードでよく飲んでいるドリンクです。

リーズナブルなので、学生でも気軽に飲めるのですね。

ペット 

・クルックシャンクス…手持ち金だった10ガリオン以下(9,150円以下)

クルックシャンクスはハーマイオニーの愛猫です。叩き売られていたので、とても安いですね。

新聞配達料

・ふくろう新聞配達料…1~5クヌート(1.8~9円)

日本の朝刊の多くはひと月に3000円程度で、1日あたりは100円となります。

マグルの世界では毎朝人がせっせと新聞を配達するのに対し、魔法界ではふくろうにその役目をさせているので、いわゆる「人件費」がとても安いのかもしれません。

賞金・くじ

・日刊預言者新聞のくじ 賞金…700ガリオン(640,500円) 
・三大魔法学校対抗試合の優勝者賞金…1000ガリオン(915,000円) 

炎のゴブレットでおなじみの三大魔法学校対抗試合の優勝者賞金はなんと915,000円です。学生の優勝賞金としてはかなり高額なのではないでしょうか。

しかし、三大魔法学校対抗試合でおこなわれる競技はドラゴンと戦ったり、水中に1時間もぐったりと死と隣り合わせです。この点を考えると、いかに学校のイベントだからといっても賞金が少なすぎると考えてしまいます。

あなたは915,000円を目指してあの過酷な競技に参加したいと思いますか?

懸賞金・罰金

・マグルの自動車に魔法をかけた罰金…50ガリオン (45,750円)
・シリウスとハリーの懸賞金…1万ガリオン (9,150,000円)

シリウス・ブラックは言わずと知れた「お尋ね者」。殺人罪などの無実の罪を着せられてアズカバンに収監されていましたが、現在は脱獄しており、多額の懸賞金がかけられています。

ハリーも「死の秘宝」では魔法省から「アルバス・ダンブルドアの死にまつわる疑惑」という理由で追われていました。マグルの世界でも犯罪者の懸賞金がかけられることがありますが、1億円近い懸賞金とは破格の値段ですね。

お金は複製呪文で増やせないの? 

魔法界には様々な呪文がありますが、「複製呪文」「双子の呪文」のようにそっくりなものを作り出す魔法があります。複製呪文を使えば偽通貨を作ることができますが、偽装通貨は時間の経過とともに消えてなくなってしまうそうです。

魔法界もマグル界も、悪いことはできないものですね。

まとめ

ハリーの暮らす魔法界の物価を日本の「円」で比較してみました。思っていたよりもリーズナブルなもの、目玉が飛び出そうなほど高額なものまでさまざまです。

お金にフォーカスしてみると、なんとなく魔法界もマグル界もお金に関する感覚は同じなのかもしれないと感じますね。ハリーポッターの映画を観たり、施設を訪れる際には、魔法グッズの値段を思い出しながら観ると、また新たな発見があるかもしれませんよ。

ウルトラ金融大全が動画で見れる!
お金の事が分かる!増やせる!無料動画が公開中!

この記事を書いた人

渡辺あい

ライター

渡辺あい(わたなべ あい)

銀行員として勤務の後ライターへ
4人の子供の母としてもお金の観点を持つ事が出来るのが記事の魅力。
FPの資格を活かした金融の記事に定評がある。

その他の記事一覧はこちら

ウル金ムービーはこちら

ウル金ムービーはこちら