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貯蓄

教育費は節約しづらい?子どもの習い事選びのテクニック

教育費は節約しづらい?子どもの習い事選びのテクニック

大切な我が子のためなら「お金を惜しまない」「将来のためなら、お金を費やすのが親の役目」という気持ちはあれど、物価高が加速する世の中に不安は大きくなっていくばかりではありませんか?

食費や光熱費を必死になって節約をして限界があるのは分かっているけれども、習い事や学費などの「教育費」だけは、絶対に手をつけたくないと思うのが親心だと思います。それか、教育費を削るのは最終手段という方も・・・。

ひと昔前の日本は、確かに「学歴重視」と言われた時代もありました。そこで気になるのが、日本はまだ学歴フィルターが根強く残る世の中なのかということ。実際に就職活動を行っている学生たちが、どのように感じているのかも気になるところです。

そこで今回は、保護者だったら気になる話題!何となく節約しづらい教育費だからこそ知っておきたい「子どもの習い事選びのテクニック」をご紹介します。子育てに追われる忙しい日々だからこそ、一気にリサーチしていきましょう。

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・この記事は、こんな人におすすめ

これから子どもの教育費が本格化しそう
我が子の将来を考えて、教育費を削る勇気がない
子どもの習い事、何をさせようか迷う
家計のやりくりに頭を悩ませている
節約したいけれども、なかなかうまくいかない

子育てに必要な費用とは?

HR総研(ProFuture株式会社)が2017年に主体となって実施した「新卒採用×学歴」に関する興味深いアンケート調査があります。企業の人事責任者・担当者には「ターゲット大学」というワードで、採用活動を進めるにあたってある程度の設定大学があるのかどうかを調査。

また就職活動中の学生には「学歴フィルター」という表現で、実際に就職活動を進めていく中で、学歴フィルターを感じることがあったのかを聞いたものです。

参考企業はターゲット大学へのアプローチに地道な努力 /「学歴フィルター」をせざるを得ない採用の実情 – HR総研 | 人事のプロを支援するHRプロ (hrpro.co.jp)

この調査によると、ターゲット大学を設定している企業は全体の39%でした。過半数に達していないので、一見あまり高くない数字に思えますが、社員数が「1001名以上」の大企業に絞ると約半分の56%という結果がでました。

これより、大企業を目指すほどに、学歴が重視されやすいという傾向があることが分かります。
では、学生は「学歴フィルター」についてどう感じているのでしょうか?この調査では文系では全体の57%、理系では51%が、就職活動を進める上で学歴フィルターがあったと感じていました。

どんなに時代や働くスタイルは変わろうとも、人生を決める就職という重要なステージにおいて、学歴が切っても切り離せない関係であるのは、現実のようです。

なんとなく、教育費って削れない。

もちろん就職活動をする企業の社員数や経営理念によっての違いはありますが、何十年後に我が子がどのような人生を選択するのかは、分からない。だからこそ、少しでも有利な環境を整えてあげたいという親心から「教育費を削るわけにはいかない」と意気込んでしまう気持ちが沸いてくるのは当然のことです。

その結果、食費や光熱費、交際費などと比べて、なんとなく教育費って削りづらいというイメージがあるのだと思います。切なさすら覚えますが「自分が働いたパート代はそっくりそのまま、子どもの習い事代に充てている」「学費と習い事貧乏になりそうだ」というエピソードも少なからず聞こえてくる、物価高が止まらない世の中。

削ろうと思えば削ることができるのに、子どもの将来を想うと「教育費を削る」ことに罪悪感を覚える人も少なく在りません。そこで今回は「削る」のではなく「お得に減らす」「知っておいて得する」の2つのキーワードで進めていきます。

子どもの習い事選びのテクニックを知ろう

幼稚園や小学校に通う子どもから「○○君は習い事たくさんしているんだって」「○○ちゃんは、2つの塾に通い始めたらしいよ」と聞いた瞬間、少しヒヤッとしませんか?

家庭によって教育方針の違いがあることを分かっておきながらも、焦りの気持ちが生まれるのは仕方のないことです。特に現代は、親世代が幼少期に取り組んできたピアノ・書道・水泳などといった定番の習い事のイメージを覆すような、プログラミング、キックボクシング、ストリートダンスなどの多ジャンルの習い事が増えています。

ジャンルが違えば費用も変わってきますし、親世代の習い事のイメージとはかけ離れているものもあり、選ぶ際に頭を抱えてしまう保護者の方も多いでしょう。でも、共通しているのが「親として子どものやってみたい、チャレンジしてみたいという気持ちは大切にしてあげたい」という気持ち!この感情だけは、時代が変わっても変わりません。

だからこそ、お金がかかるという理由だけでせっかくの意欲を消してしまいたくはありません。そこで今回は「子どもの習い事選びのテクニック」を3つご紹介いたします。

ちょっとしたことですが、子どもの未来を左右する教育費を削る罪悪感を生みだすことなく、お得に習い事に通うことができるかもしれません。

行政サービスを利用する

「習い事=お金がかかる」と感じている保護者の方に、是非おすすめしたいのが行政サービスの活用です。最大のメリットは、費用を安く抑えることができるところです。

少子化対策や女性が働きやすい社会にするためのさまざまなサポートが注目されている現在、行政が子どもの放課後の過ごし方や習い事の費用を負担してくれるケースも増えています。

放課後子ども教室で色んな体験、地域との交流活動

文部科学省の「放課後子ども教室推進事業」をご存知ですか?

平日の放課後や週末に小学校内の余裕教室を活用して、子どもたちと地域の方々が交流を図りながら、日々の宿題や予習・復習などの学習活動はもちろん、サッカーやドッチボールなどスポーツ、英会話や理科の実験、昔ながらの遊びなどの体験活動を行っていくという事業です。実は、筆者である私の息子も利用させて頂いております。

放課後子ども教室は基本的に無料で利用できるので、家庭の経済状況に関わらず、すべての児童が平等に参加することができるのが最大のポイント!送り迎えの必要性もないので、働く親としてはありがたい限りです。ある学校では近隣大学から講師を呼んで理科の実験をしたり、地域の高齢者の方々が語り部として戦争について教えてくれたりと、学べる分野が実に幅広いのも特徴となります。

一般的な習い事のように1つを極めていくというスタイルではありませんが、核家族化が進む現代の中でも、家族や教師以外の大人である地域住民とのつながりの大切さも学ぶことができます。

「共働きで習い事の送り迎えができない」「習い事にあまりお金をかけられない」というご家庭にとって、学校内にあり、基本的に無料の放課後子ども教室はとても便利に活用できるでしょう。

参考 文部科学省:放課後子供教室の取組・現状・課題について (cao.go.jp)

行政による、塾や通信講座費の助成

中学受験、高校受験、大学受験と、受験にはお金がかかります。受験料はもちろんのこと、学習塾や通信講座の費用など、合否に直結しそうな費用は親としては非常に節約しづらいですよね。

そこで、ぜひお住いの地域の区・市町村の公式ホームページより調べて頂きたいのが、子育て世帯のための塾や通信講座費の助成です。

残念ながら全国すべての自治体ではありませんが、いくつかの自治体では、学習塾や通信講座の受講料、高校や大学の受験にかかる資金の無利子貸し付けを行っていたり、費用の一部を補助してくれます。参考までに、いくつかの自治体で行われている助成事業などをまとめてみました。

東京都社会福祉協議会 受験生チャレンジ支援貸付事業(受チャレ)サイト
受験生チャレンジ支援貸付事業(受チャレ)サイト (jukenchallenge.jp)

大阪市塾代助成事業
大阪市塾代助成事業トップ (juku-osaka.com)

福岡市子ども習い事応援事業
福岡市 福岡市子ども習い事応援事業 (fukuoka.lg.jp)

公共施設や行政主体で行われているもの

民間企業や個人が行っている習い事よりも、公共施設や行政主体で開催しているものは営利目的ではないので、あまりお金をかけることなくさまざまな体験をすることができます。

しかしながら継続した習い事というよりは、単発の体験会というイメージが強いので、利用後のギャップが生まれないように最初から理解しておく必要があります。公共施設や行政主体で行われているサービスの上手な活用のタイミングは、こちら。

・どの習い事にしようか迷っている
・子どもが何に興味を持っているのか分からない
・知らない子たちと一緒に参加すること自体に抵抗がある
習い事はお金がかかるからこそ、無駄にならないように、スタートが肝心!
まずは、地域の公共施設や行政が提供している、さまざまな体験会に参加して「子どもの興味をリサーチ」してみることも方法の1つです。

無料体験会に参加してみる

塾やスポーツ教室、ピアノやそろばんなど、どんな習い事でも、「体験教室」がある場合がほとんどです。
ぜひ積極的に無料体験会に参加をしてみてはいかがでしょうか?
入会後に子どもが「思っていたのと違うから、辞めたい!」とならないようにするのは、教育費の無駄をなくすためにはとても効果的です。

中には無料体験会に参加後、一定の期間内に入会をすれば、入会費が無料になるというケースもあります。
無料体験会に参加するのは節約というよりも、教育費の無駄をなくすという観点から考えると、とてもおすすめです。

兄弟割引を賢く利用

子どもから「この習い事をやってみたい」と言われたら、親としてその想いに応えてあげたい気持ちもあるでしょう。しかしながら、「お兄ちゃんが受験だから、今年はお金がかかる」とか「兄弟が多いから、1人1つの習い事で精一杯」などのご家庭ごとの事情がついて回るのも当然のことです。

そこで、おすすめするのが「兄弟割引」です。学習塾や通信講座、スポーツ系の教室などで、既に兄弟が通っている場合や過去に在籍していた時に適用される特別な割引制度となっています。

兄弟割引によって入会金が無料や半額になったり、月謝もお得な料金になるので、家計も助かります。

・まとめ。お得に活用してもっと教育を豊かに

今回は、何となく節約しづらい教育費だからこそ知っておきたい「子どもの習い事選びのテクニック」をご紹介しました。行政サービス、無料体験会、兄弟割引と、習い事を選ぶ、または通う際に、知っておくと得をする情報をまとめてみました。学歴フィルターがゼロではない日本で、子どもの将来の可能性をできる限り広げてあげたい、なにか熱中できることに取り組んで欲しいと願うのは、親であれば当然のこと。

お得に色々な体験ができる方法があることを知っておけば、お金がかかるから習い事を諦めてもらうという一択だけではなく、他の可能性も広がってくることでしょう。

家計費の中でも特に節約しづらい教育費だからこそ、リサーチ次第でお得に活用できますし、もっと教育が豊かになるかもしれません。

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この記事を書いた人

YURI

ライター

YURI(ゆり)

大学卒業後テレビ局に就職し、9年前にフリーのディレクター・ライターとして独立。HP・動画制作、写真撮影など、数々の企業・個人事業主のご依頼を受けている。現在、3人の子供の子育てと仕事の両立に悪戦苦闘中。保有資格:防災士・防災介助士・消防設備士・一般毒物劇物取扱責任者、SNSマネージャー

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