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不動産

マイホーム購入は「30代〜40代」が多い!その理由とは

マイホーム購入は「30代〜40代」が多い!その理由とは

「いずれはマイホームを購入したい」といった夢を抱えている人は、「自分にとってベストなタイミングはいつなのだろうか」?と悩まれているのではないでしょうか。
「マイホームが欲しい」とは言いつつ、自分なりのきっかけが見つけられず、なかなか具体的な検討に進まない人も多いでしょう。そこで今回は、マイホームを購入するベストなタイミングや検討を始めるきっかけについて詳しく解説します。これからマイホームの購入を検討されている人は、ぜひ参考にしてください。

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マイホームを検討し始めるきっかけとは

「いずれはマイホームが欲しい」と購入を考えている人は、以下のことをきっかけに具体的な検討を開始します。

  • ライフステージが変化した時
  • 自分や家族が転勤・転職をしたとき
  • 資金的な目処が立ったとき

まずは、マイホームの購入を検討し始めるきっかけについて詳しく紹介します。

ライフステージが大きく変化したとき

ライフステージが大きく変化したとき、マイホームの購入を検討し始める人が多いです。たとえば、結婚をしたタイミングや子供が生まれたタイミングなどで具体的に購入を検討し始めます。
結婚をすると、他人だった2人が同じ居住空間で生活を開始するケースが多いです。そのため、2人の生活スタイルや勤務先の場所などによって、引越しを検討し始め、結果的にマイホームという選択肢も入ります。
また、子供ができた場合は大きくなるにつれて、子供部屋の用意も検討しなければいけません。そのため、マイホームを購入して自分たちの生活スタイルに合った居住空間を確保しようと考えます。
上記のように大きなライフステージの変化があった場合は、多くの人がマイホームの検討を開始します。

自分や家族が転勤・転職をしたとき

自分や同居家族が転勤をしなければいけなくなったタイミングで、マイホームの購入を検討します。転勤する場合は、今住んでいる場所から離れなければいけないケースが大半です。
そのため、「引越しをするのであれば、マイホームの購入を検討しよう」と考える人もいます。
なお、マイホームの購入を検討し始めてから、実際に購入するまでの期間は1年未満の人が多いです。建売物件や分譲マンションの場合は、購入までに時間がかかりません。
そのため、転勤等ですぐにでも住まいを確保したい、といった人たちの選択肢にも入りやすいです。もちろん、中には仮住まいを確保して新築注文住宅を購入する人もいます。転勤や転職がきっかけでもさまざまな選択肢があります。

資金的な目処が立ったとき

「いずれはマイホームを購入したい」と考えている人は、資金的な目処がたったタイミングで具体的に購入を検討し始めます。マイホームを購入する際の頭金は、実際の購入する物件価格の10%〜20%程度が理想であると言われています。仮に、5,000万円の物件であれば、500万円〜1,000万円程度の頭金が理想である計算です。
ただ、住宅ローンを組む際は、必ずしも頭金を入れる必要はありません。諸費用などを住宅ローンに組み込む、オーバーローンという選択肢もあります。
物件の資産価値と住宅ローンのバランスが悪くなるため、売却時には注意しなければいけませんが、一生住み続ける予定であれば大きな問題はありません。よって、資金的な部分は必ずしも10%〜20%の用意がなくても良いでしょう。

マイホームを購入するベストなタイミングとは

マイホームの購入に際して、「ベストなタイミング」は世帯それぞれです。必ずしも「〇〇が良い」といったことはありません。ただ、一般的にはライフステージの変化があったとき、資金的な目処がたったタイミングが理想です。
次に、マイホームを購入するベストなタイミングについて詳しく解説します。

【年齢層】住宅取得年齢は「30代〜40代」が最も多い

令和3年度の「住宅市場動向調査報告書」によると、もっとも多くマイホームを購入している年齢層は30代〜40代でした。
この年代の人たちは、会社の中でも中堅社員となりつつあり、ある程度給料も安定しています。また、役職がついている人も多く、給料が増えてある程度資金的な余裕ができている人が多いのも要因のひとつでしょう。
また、家庭でも結婚や出産を経験している人が多く、マイホームの購入を検討し始めるタイミングとも合っています。さらに、住宅ローンの返済期間から逆算しても、この年齢層がベストであると考えられます。住宅ローンは、一般的に30年〜35年程度の期間で完済できるように返済計画を立てて借り入れを行います。また、日本の企業の定年退職は60歳もしくは65歳に設定しているところが多いです。
上記のことから、30代前半でマイホームを購入すれば定年退職までに完済できます。仮に、40代で購入しても定年退職時には住宅ローンの残債も少なくなっており、退職金での一括返済も現実的です。
そのため、さまざまなタイミングから見ても、30代〜40代でマイホームを購入するのがベストなタイミングである、と考える人が多いです。

資金的な目処が立ったとき

マイホームの購入をする際、無理のない返済計画を立てるためにはある程度の頭金の用意が必要です。そのため、資金的な目処が立ったタイミングもマイホーム購入時期としては良いでしょう。
まとまった頭金を入れることにより、住宅ローンの借入額を減らせます。たとえば、5,000万円(諸経費込)の注文住宅を購入するために1,000万円の頭金を入れた場合、4,000万円の借り入れで済みます。その分、返済負担が軽減されます。
また、住宅ローンを組む際は土地や住宅購入費用のほか、登記費用や税金、家具家電の購入などさまざまな費用が発生します。これらの費用は自分たちで用意しなければいけないため、マイホーム購入時はある程度まとまった資金が必要となります。

引っ越しをするタイミング

何らかの理由で引越しをしなければいけなくなった際、マイホームを購入するという選択肢も浮かんできます。とくに、新居探しの中で希望の間取りや設備等が設置されている住宅と住宅ローンの返済を比較した場合に大差がなかった場合は、検討のきっかけになり得ます。
賃料負担とマイホームの返済費用に大差がないのであれば、資産となり得る住宅購入を選択する人も多いでしょう。

マイホーム購入後の注意事項

マイホームを購入する際は、以下のことに注意してください。

  • 無理のない返済計画を立てる
  • ランニングコストに要注意
  • 利用できる控除を活用する

これからマイホームの購入を検討されている人は、次に解説する内容をぜひ参考にしてください。

無理のない返済計画を立てる

住宅ローンを組む上で、無理のない返済計画を立てることがとても大切です。住宅ローンは数千万円単位の大きな金額を借ります。また、返済期間は35年程度と長くなるため、長期的な返済計画を立て、無理のない範囲で借入することが大切です。
銀行等の金融機関では、ローン申込者の収入等と返済比率のバランスを考えて融資可能額を決定します。融資金額決定時、「審査に通ったため、この金額なら無理なく返済できる」と安易に考えるのは早計です。
金融機関は、あくまでもその人の年収等の客観的情報のみを参考に融資額を決定しています。そのため、実際の収支バランスから見る借入額は、ローン申込者本人が検討しなければいけません。たとえば、金融機関から「5,000万円まで融資が可能」と言われても、5,000万円までなら無理なく返済できる金額ではありません。あくまでも金融機関が融資をできる最大の金額です。
ご自身で家計収支などを確認した結果、無理なく返済できる金額が4,000万円なのであれば、頭金をいれて借入額を減らしたり物件の再検討をしたりする必要があります。

毎年「固定資産税」が発生する

住宅ローンにてマイホームを手に入れた場合、毎年その不動産に対して固定資産税が発生します。
賃貸住宅に住んでいるときは、毎月決まった賃料を支払っていれば問題ありませんでした。ところが、マイホームの場合は毎月の賃料(ローン返済)に加え、固定資産税というランニングコストがかかる点に注意しなければいけません。
単純に「賃貸とマイホームを比較した場合、賃料とローン返済額が同等だから」と考え、マイホームを購入してしまった場合は注意しなければいけません。これまではかからなかった費用が、別途発生するため家計を圧迫する可能性があります。そのため、マイホームを購入する際はランニングコストについても把握しておくと良いでしょう。

住宅ローン控除を活用する

住宅ローンにてマイホームを購入した場合、住宅ローン控除を利用できます。この制度を利用すると、住宅ローン年末時点残高の0.7%を税額控除できます。税額控除により、所得税や一部住民税が軽減されます。会社員等の給与所得者の場合は、源泉徴収された税金の一部が還付される可能性がある制度です。
自分自身で確定申告をして納税している自営業者等の場合は、納税額が軽減されたり一部の税金が還付されたりする可能性があります。いくつかの要件を満たす必要はあるものの、税額を大きく抑えられる可能性があります。忘れずに住宅ローン控除を活用したほうが良いでしょう。
なお、本制度を利用するためには、確定申告の手続きが必要です。会社員等の給与所得者の場合は、源泉徴収や年末調整が行われているため、自分自身で確定申告をする人は少ないです。
しかし、この制度を利用するためには確定申告が必要となるため注意してください。住宅を購入した翌年の1月から3月15日まで可能であるため、忘れずに行いましょう。不明な点がある場合は、所轄の税務署で教えてもらうことができます。

まとめ

今回は、マイホームを購入するベストなタイミングについて解説しました。

マイホームを購入するタイミングは、各世帯で個別に判断をすれば良いでしょう。ただ、購入を検討することが多い年齢層は30代〜40代であり、主な理由はライフステージの変化や引越しを必要とするタイミングです。必ずしも上記タイミングが良いとは限りませんが、多くの人にとってベストなタイミングであると認識されています。
今後、マイホームの購入を検討されているのであれば、本記事で解説したタイミングをぜひ参考にしてください。この記事をきっかけに金融リテラシーを高め、より良い手段の参考にしていただければ幸いです。

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この記事を書いた人

林 裕二

ライター

林 裕二(はやし ゆうじ)

2018年にFP2級技能士。金融系WEBライターとして活動。数多のメディアで金融系記事執筆や監修を担当し、読者のお金の悩みに寄り添ってきました。現在も人々の生活に関わる「お金」や、家計の「借金問題」などをメインとしながら記事執筆を行っています。

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